今夜遅くに関東地方を通過する見込みといわれている台風8号、午後5時30分の石神井川「板橋」付近の状況です。弊社の事務所は「板橋」付近にあるのですが、大家さん曰く、「石神井川が氾濫した際には、このあたりまで水が上がってきた」と言ってました。
小平市、西東京市から流れる石神井川ですが、板橋区内においては昭和57年の護岸整備が完了してからの氾濫はないそうです。
東京都建設局のサイトをみると、1時間あたり50mmの降雨により生じる洪水に対して安全を確保することを目標として中小河川の整備を進めてきました。
しかし、近年はこれまでの目標整備水準を超える集中豪雨などが増加し、それに伴う水害は発生しています。
このため、石神井川では時間75mmに目標整備水準を引き上げ、50mmの護岸整備に加えて、調節池を組み合わせて対策を実施しています。~
と書かれていますが、最近では1時間あたり100mmほどの大雨も降ったりしますので、今まで氾濫していないから安心ということでもなさそうです。
石神井川は平成17年と平成22年に王子駅付近の溝田橋で氾濫し、平成22年においては約660棟に及ぶ浸水被害が発生しました。
平成22年当時は、私も北区堀船で新築9棟の分譲を手掛けていたので、溝田橋周辺の浸水被害を目の当たりにしています。
※東京都建設局 北区の浸水実勢図(平成18年~平成22年)
氾濫翌日の販売現場へ行ったところ、販売物件においては浸水被害はなかったものの、浸水被害にあった建物は、腰の高さまで浸水したと思われる痕跡が残されていました。
その他にも平成17年の妙正寺川の氾濫や半地下物件の浸水被害を目の当たりにしております。
その経験もあり、弊社へお問い合わせされるお客様に対しては、半地下物件や浸水リスクの高いエリアをできる限り選ばない方がいいですよとお勧めしております。
ご家庭の事情、ご実家が近い、予算的にこのエリアしかないというお客様もいらっしゃると思いますので、せめて浸水想定高さを見て、万一浸水した場合でも垂直避難できる間取りの家を買ってください。
富士屋不動産では板橋区・北区・豊島区を中心に不動産情報を豊富に取り扱っております。
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