①床暖房で暖房していた先シーズンの電気・ガスの消費量と請求額
温水式床暖房をメインの暖房器具として使用していた、2021年12月、2022年1月、2月の電気・ガスの消費量と請求額を先に見て頂きます。※12月:11月13日~12月12日、1月:12月13日~1月12日、2月:1月13日~2月12日
電気・ガス請求額表1
①電気・ガス消費量と請求額
月 |
電気消費量 (kWh) |
電気請求額 (円) |
ガス消費量 (m3) |
ガス請求額 (円) |
合計請求額 (円) |
2021年12月 |
249 |
7,064 |
67 |
8,842 |
15,906 |
2022年1月 |
299 |
8,539 |
114 |
14,251 |
22,790 |
2022年2月 |
283 |
8,471 |
105 |
14,155 |
22,626 |
②エアコンで暖房していた今シーズンの電気・ガスの消費量と請求額
つづいてリビングにあるエアコンをメインの暖房器具として使用している、2022年12月、2023年1月、2月の電気・ガスの消費量と請求額になります。
②電気・ガス消費量と請求額
電気・ガス請求額表2
月 |
電気消費量 (kWh) |
電気請求額 (円) |
ガス消費量 (m3) |
ガス請求額 (円) |
合計請求額 (円) |
2022年12月 |
279 |
11,503 |
48 |
9,281 |
20,784 |
2023年1月 |
430 |
18,093 |
76 |
14,682 |
32,775 |
2023年2月 |
440 |
15,464 |
59 |
10,534 |
25,998 |
①先シーズンと②今シーズンとの差額は
12月は+4,878円、1月は+9,985円、2月は+3,372円
になりましたが、燃料費調整と再エネ賦課金が違いますので、今シーズンのもので再計算すると
電気・ガス消費量の再計算額
電気・ガス再計算額表
この表は横スクロールで全ての情報が確認できます。
今シーズンとの差額は、12月は▲2,027円、1月は▲911円、2月は▲3,418円で、エアコン暖房の方が安いという結果になりました。
先シーズンと今シーズンとで生活環境に大きな違いはありませんが、寝室に加湿器を1台追加したので、加湿器の消費電力161W×8(時間)×30日≒38Kw×40円/Kwh=1,520円となり、上の差額を足すと2,500円~4,900円の差となりました。
シミュレーションより実際の消費量は多かった。
先シーズンと今シーズンとの比較で、床暖房時のガス消費量とエアコン暖房時の電気消費量を計算すると、床暖房のガス消費量は約38m3、エアコン暖房の電気消費量は約131kWhでした。
シミュレーションでは、最も寒い2月の平均気温で試算した結果、床暖房時のガス消費量は約30m3、エアコン暖房時の電気消費量が約94kWhでしたが、まだそこまで気温が下がっていない12月13日から1月12日までの実際の消費量がガス:38m3、電気131kWhですので、シミュレーションが甘かったか間違えている可能性があります。
燃料費調整額の高騰がヤバい!
今回の計算を行うにあたり最新の電気・ガスの請求額を見て、ついに光熱費が3万円を超えた!!という驚きの方が強かったですね。
過去2年分まで遡って冬の光熱費(電気+ガス料金)を調べたところ
月別請求額比較表
年月 |
金額 (円) |
同月比 (円) |
2020年12月 |
13,417 |
-- |
2021年12月 |
15,906 |
+2,489 |
2022年12月 |
20,784 |
+4,878 |
2021年1月 |
19,360 |
-- |
2022年1月 |
22,790 |
+3,430 |
2023年1月 |
32,775 |
+9,985 |
2021年2月 |
17,445 |
-- |
2022年2月 |
22,626 |
+5,181 |
2023年2月 |
25,998 |
+3,372 |
何と1月分については2年間で70%も値上がりしています!!
国の負担軽減策により、1月(2月検針分)以降は一旦、光熱費の負担が下がりましたが、東京電力が国に申請している規制料金の値上げが許可されると3割前後、料金が引き上げられるそうです。
負担軽減策も9月(10月検針分)までですので、補助がなくなると1月の請求額から更に1割ほど値上がります。
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我が家は南西向きの中住戸のマンションですので、この時期でも陽が差す時間帯であれば、暖房無しでも室温が22~23℃ほどになります。また、築6年、窓はLow-Eペアガラスになっているので、そこそこの断熱性能になっていると思います。
このマンションに住む前は一戸建てに住んでいましたが、マンションへ引っ越してから光熱費が30~40%ほど安く(逆だとすると1.5倍増)なりました。
こんな環境でも月の光熱費が3万円を超えましたので、あのまま一戸建てに住んでいたとすると光熱費が4.5万円ほどになっているわけです。
子供が走り回っても叱らなくて済む、車庫代が掛からないから絶対に一戸建て!という方もおられると思います。
私も一戸建て派ですので、気持ちが分かります。しかし、断熱性能の低い一戸建てを買ってしまうと、暖房が入ったリビングだけは辛うじて過ごすことができても、暖房のない部屋や洗面脱衣室、トイレは寒くていられません。
お子様が小さいうちはリビングと主寝室だけ冷暖房すれば良いのでしょうが、小学校高学年、中学生にもなると個室が必要になりますよね。当然、子供部屋にも冷暖房が必要になりますので、その分光熱費も余計に掛かります。
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また、エアコンだけではリビングが暖まらないから、電気代が安いこたつを設置したとしましょう。一件落着な気もしますが、こたつに入ると出るのが億劫になるので、行動範囲が狭くなります。
更に、こたつは室内の空気の温度が上がるわけではないので、冷たい空気を吸うことにより肺が冷え免疫力が低下するといわれています。
このような生活でいいなら、「広いリビングいらなくないですか?」というのが、私の意見です。
であれば、建物面積を少し減らして、性能の高い家の方が広く使えませんか?と思うわけです。
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一戸建てを建てる、買う方は、ぜひ家の性能にも目を向けてほしいと思います。そこまで、一戸建てに拘らないという方でしたら、南向き×中住戸のマンションがオススメです。
人気の最上階や角住戸は、あまり暖かくないので気をつけてください。
もっと話が聞きたいと思っていただけた方は、お気軽に富士屋不動産へお問い合わせください。
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