2022年 3月22日投稿
テレワークの普及や緊急事態宣言、まん延防止措置などで、家にいる時間が増えた結果、3LDKのマンションから4LDKの一戸建てへ買い替えという需要が増えましたね。
先日、中古マンションのご案内をさせて頂いた際、売主様へ売却理由を伺うと、「二人目の子供が生まれて今のマンションだと手狭になるから、広い一戸建てへの住み替えです」とお話しされていました。
弊社のお客様にも同じような理由で、マンションを売却して一戸建てへの住み替えをご検討されている方がおられます。
一戸建てなら、近隣への音の配慮もする必要がないし、窓がたくさんあって開放感があるし、管理費、修繕積立金や駐車場代の負担も減るし、建物の面積も増えるしで、良いことだらけ♪
私も一戸建て派なので、一戸建てへのお住み替えは大賛成!!ですが、一戸建て買うなら、ランニングコスト(住み始めてからかかる費用)に気を付けてくださいね。
一戸建ての場合、マンションとは異なり管理費・修繕積立金・駐車場代・駐輪場代などは掛かりませんので、毎月の負担が少なくなりそうな気がしますよね。
しかし、一戸建ての場合でも、当然メンテナンス費用は掛かります。
外壁、屋根の塗装だけでも、10年~15年目に150万円ほど掛かりますので、その分はローンのお支払いとは別に積み立てが必要です。
その他、性能の悪い家を買ってしまった場合、毎月の光熱費が大きく変わりますよ!!
我が家の場合、建売住宅からマンション南向きの中住戸への転居で、年間の電気・ガス代が約30%も減りました。
特に暖房を入れる時期(11月~3月)は、約40%も減りました。
逆にマンションから一戸建てへの住み替えの場合は、電気・ガス代が約1.4倍(暖房期は約1.6倍)になるという計算になります。
マンションが17万円/年なら、一戸建てが25万円/年くらいのイメージです。
1.4倍の光熱費が掛かるのだから、マンション並みに快適に暮らせるかというと、残念ながらそうはなりません。
また、小学生くらいのお子様であれば、子供部屋に籠ることも少ないでしょうが、中学生にもなると自分の居場所が欲しくなるでしょう。
そうなると、子供部屋の冷暖房費も加わりますので、一戸建てとマンションの光熱費の差はさらに広がると予想されます。
その他にも火災保険料も、一戸建ての方が高くなる傾向があります。
【マンションのローン支払い+管理費+修繕積立金+駐車場代】と【一戸建てのローン支払い】が同じであれば、広い一戸建てがいい!!という発想で住み替える場合、光熱費などのランニングコストに気を付けてください。
建売住宅の内覧時に見ておきたいポイントと注意点
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