富士屋不動産TOP > 株式会社富士屋不動産のブログ記事一覧 > 北区の特徴②~北区で家を探す際に必見!標高・液状化予測図・ハザードマップの確認ポイント

北区の特徴②~北区で家を探す際に必見!標高・液状化予測図・ハザードマップの確認ポイント

≪ 前へ|板橋区の特徴⑥~揺れやすさマップ(地盤増幅率)を徹底解説   記事一覧   板橋区で新築一戸建てを買うなら知っておきたい!⑬購入後のメンテナンス費用について|次へ ≫
カテゴリ:北区の特徴

北区液状化マップ(東京被害想定版)

▲北区 液状化マップ(東京被害想定マップ版)▲

2019年11月10日投稿
2020年12月 5日更新
2024年9月10日更新

北区の標高と液状化リスク:ハザードマップで見る安全な家探し
北区での家探しを検討している方に向けて、今回は北区の標高、液状化リスク、ハザードマップについてご紹介します。北区は「武蔵野台地」と呼ばれる高台と、「荒川低地」と呼ばれる低地に分かれており、地域ごとに異なる地形とリスクが存在します。例えば、JR京浜東北線の西側は高台の武蔵野台地、東側は低地に位置しています。京浜東北線の下り電車からは、左側に崖が見える場所もあります。

リンク付きアコーディオンリスト

タグ一覧

隅田川・新河岸川・神田川がはん濫した場合

想定最大規模降雨(時間最大雨量153mm、総雨量690mm)に伴う、浸水予想区域図(都市型水害対策連絡会)を反映しています。

洪水ハザードマップ(隅田川・新河岸川・神田川がはん濫した場合)

▲クリックすると拡大します▲


隅田川がはん濫すると、川沿いの「浮間」「志茂」「豊島」エリアは浸水の危険性が高いとされています。意外なことに「堀船」エリアは、隅田川の氾濫による影響を受けにくいと予想されています。これは石神井川が堀船エリアを守っているためかもしれません。


石神井川がはん濫した場合

洪水ハザードマップ(石神井川がはん濫した場合)

クリックすると拡大します▲


石神井川がはん濫すると「堀船」、「豊島」エリアが浸水する可能性があります。「堀船」エリアは過去に2005年と2010年の2回、大規模な浸水被害が発生しているため、注意が必要ですね。

堀船エリアの浸水実績

堀船エリアの浸水実績図▲


その他、十条駅周辺エリア、滝野川周辺エリアにおいては、内水はん濫の可能性が指摘されています。

中十条、滝野川エリアの浸水実績図

十条駅・滝野川周辺エリアの浸水実績図


中十条や滝野川あたりでも浸水実績がありますが、こちらには記載されていませんね。この浸水実績図は主要な実績だけを表示されているので、浸水実績図に記載がないからといって安心ではないということです。

荒川がはん濫した場合

荒川の氾濫によるリスクは、北区の他の河川に比べて広範囲に及ぶことが予想されています。

洪水ハザードマップ(荒川がはん濫した場合)

▲クリックすると拡大します▲


国土地理院 デジタル標高地形図

北区の地形は、武蔵野台地の端に位置しており、高低差が明確です。台地側は浸水や液状化のリスクが低い一方で、低地側では浸水、液状化のリスクが高まります。標高地形図を利用して、どのエリアが浸水や液状化リスクが高いか確認することが重要です。

国土地理院 デジタル標高地形図

▲クリックすると拡大します▲



続いて環状七号線「大和町」交差点から「隅田川」までの断面イメージ図をご覧ください。

環状七号線「大和町」交差点から「隅田川」までの断面イメージ図

▲縦横比50:1(国土地理院地図参照)


環七と中仙道との交差点「大和町」地点の標高は約26m、埼京線との交差地点で約19m、京浜東北線との交差地点で約8m、国道122号線との交差点「宮堀」では約2mになります。

液状化予測図

続いて液状化予測のご説明になりますが、下図は平成24年版で令和5年度に改訂されていますのでご注意ください。

北区 液状化マップ

▲クリックすると拡大します▲


標高地形図と連動して、低地側は液状化の可能性が高い地域となります。また、上記の液状化予測図は、東京都全域一律の強さで揺らした時の液状化の可能性を示したものになります。

首都直下地震など特定の地震に対する予測図は、東京被害想定マップから確認できます。

【東京被害想定マップ版】

▲東京被害想定マップ版▲

▲クリックすると拡大します▲


PL値 PL = 0 0 < PL ≤ 5 5 < PL ≤ 15 PL > 15
液状化危険度判定 液状化危険度は極めて低い。詳細な調査は不要 液状化危険度は低い。詳細な調査が必要 液状化危険度がやや高い。対策が一般には必要 液状化危険度が高い。詳細な調査と対策が必要

この記事も読まれています

まとめ

北区は地域によって標高や地盤の状況が大きく異なるため、物件購入の際には、液状化リスクや洪水リスクを事前に確認することが大切です。富士屋不動産では、物件案内時にハザードマップも添付していますので、災害に強いエリアや地震に強い住宅をお探しの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

では、また次回のブログでお会いしましょう。




タグ一覧

お名前とメールアドレスだけでお問い合わせできます。


≪ 前へ|板橋区の特徴⑥~揺れやすさマップ(地盤増幅率)を徹底解説   記事一覧   板橋区で新築一戸建てを買うなら知っておきたい!⑬購入後のメンテナンス費用について|次へ ≫

最新記事

おすすめ記事

カテゴリ

>>全ての記事を見る

XMLRSS2.0

山本 亮 最新記事



山本 亮

住宅の設計、施工管理、建売用土地仕入れを経験した住宅のプロの目線で、お客様のお住まい探しをお手伝いさせて頂きます。また、10年間一戸建てに居住し、現在はマンションに居住しておりますので、一戸建て・マンションそれぞれの良い点、悪い点など実際に住んでみて分かることなどもお伝えします。 私は代表者ですので、無責任な仕事は致しません!お一人お一人のお客様の為に責任をもって対応させて頂きます。

スタッフ情報を見る

 おすすめ物件


板橋区西台2丁目新築一戸建て

板橋区西台2丁目新築一戸建ての画像

価格
5,590万円
種別
新築一戸建
住所
東京都板橋区西台2丁目3-20
交通
西台駅
徒歩18分

練馬区土支田3丁目新築一戸建て

練馬区土支田3丁目新築一戸建ての画像

価格
6,190万円
種別
新築一戸建
住所
東京都練馬区土支田3丁目13-3
交通
石神井公園駅
徒歩22分

板橋区仲宿 売地

板橋区仲宿 売地の画像

価格
6,399万円
種別
売地
住所
東京都板橋区仲宿31
交通
板橋区役所前駅
徒歩5分

板橋区仲宿 売地

板橋区仲宿 売地の画像

価格
6,980万円
種別
売地
住所
東京都板橋区仲宿28-15
交通
板橋区役所前駅
徒歩9分

トップへ戻る