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所有権の新築一戸建てと比較すると、借地権付き新築一戸建ては販売価格が1,000万円~1,500万円ほど安いとされています。しかし、旧法借地の場合、20年に一度の更新料がかかるため、総支払額として本当にお得かどうかを検証する必要があります。
下記は、板橋区を拠点にする富士屋不動産が作成した、北区西が丘1丁目にある新築一戸建て(3,290万円)の借地権物件と、所有権物件の総支払額をシミュレーションしたものです。
借地権付き新築一戸建ての購入をご検討の際には、借地権の売買経験豊富な富士屋不動産へお任せください!
まず、借地権物件と所有権物件の総支払額を比較します。左から順に、借地権物件(3,290万円)、所有権物件が1,500万円、1,700万円、2,000万円値上がりした場合のシミュレーションを行いました。
●借地権物件(3,290万円)
・35年ローン、金利0.625%での毎月の支払額は87,233円
・毎月の地代26,700円を加えると総支払額は47,851,860円になります。
●所有権物件(4,790万円に値上がり/1,500万円UP)
・毎月のローン支払額は127,005円
・固定資産税と都市計画税6,833円(路線価を基に算出)を含めると総支払額は56,212,100円。
●所有権物件(4,990万円に値上がり/1,700万円UP)
・総支払額は58,439,360円
●所有権物件(5,290万円に値上がり/2,000万円UP)
・総支払額は61,780,040円
この結果、借地権物件は所有権物件に比べて830万円~1,400万円ほど総支払額が安く済むことがわかります。
②借地権の更新料について
次に、借地権の更新料をシミュレーションします。更新料の算出方法は地主によって異なりますが、今回は更地価格の3%、5%、借地権価格の5%、10%を用いて計算しました。
・更地価格: 相続税路線価の0.8倍
・借地権価格:更地価格に路線価借地権割合を乗じたもの
として算出しております。
更新料を加味した総支払額
①のローン返済額と②の更新料を加味した35年間の総支払額は次の通りです。
更地価格の3%: 49,333,155円
更地価格の5%: 50,320,685円
借地権価格の5%: 49,580,038円
借地権価格の10%: 51,308,215円
また、旧法借地は20年に一度更新料の負担がありますので、50年間の総支払額をシミュレーションすると、52,416,450円~56,366,570円になります。住宅ローンの返済は35年で終了し、残りの15年間は地代のみの支払いとしています。
もし、この西が丘1丁目の物件が所有権物件で5,290万円(2,000万円UP)だと仮定すると、総支払額は61,780,040円になります。借地権物件の場合、1,000万円以上支払額がお安くなることが分かりました。50年の総支払額を比較すると、580万円~970万円ほどお得になります。
結論
借地権物件は立地や環境が良く、ゆとりのある間取りを持つことが多いです。上記のシミュレーションを参考に、総支払額を含めてご検討されてはいかがでしょうか?富士屋不動産では、借地権物件の価格や更新料を考慮したシミュレーションを提供しております。
今回の借地権物件(3,290万円)では、年収500万円ほどで住宅ローンが組めますが、同じ物件が所有権(5,290万円)だと年収650万円ほどが必要です。
借地権に不安を感じている方も、一度ご検討されてみてください。理想の住まいが見つかるかもしれませんよ?
借地権の物件は一般的に環境など立地がよく、ゆとりのある間取りをとった物件が多くありますので、上記のような総支払額を含めてご検討されてみては如何でしょうか?
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板橋区の不動産会社、富士屋不動産が提供する借地権物件
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