中古マンションの見学時に見ておきたいポイント⑤ZEH水準省エネ住宅適合リノベマンションについて解説します。
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ZEH・ZEH水準とは
ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット ゼロ エネルギー ハウス)」の略語で、高い断熱性能とエネルギー消費を抑える設備、さらに再生可能エネルギー設備を備えた住宅を指します。
本来、ZEHは再エネ設備(太陽光発電など)が必要になりますが、特に、中古マンションでは住戸毎に太陽光パネルを設置できないため、断熱改修と省エネ設備を導入することで「ZEH水準」(ZEH Orientedともいいます)に対応可能です。
ZEH水準に適合するためには、断熱等級5、一次エネルギー消費量等級6が求められます。具体的には、内窓の設置や高効率給湯器への交換などが該当します。
2030年(令和12年)に断熱等級5が最低基準になる予定
2025年4月から、全ての新築住宅において省エネ基準(断熱等級4+一次消費エネルギー等級4)の適合が義務付けられますが、2030年には断熱等級5が義務化される予定です。平成11年に現在の省エネ基準(断熱等級4)が新設され、長らく最高等級と謳われていた「断熱等級4」は来年には最低基準、2030年には不適合になってしまいます。
「新耐震」や「旧耐震」と同様に、「2030年の省エネ基準」に適合しているかが、中古マンションの資産価値にも大きく影響する時代がくるかもしれません。
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一戸建てと比べて暖かいといわれるマンションでも、北側の部屋は”結露によるカビ”が生えている家も多く、カビが生えたお部屋で長く生活していると、アレルギー症状や感染症を引き起こす原因にもなります。
特に古いマンションにおいては、外周面に薄い断熱材しか入っていないことが多く、また、北側のお部屋は陽当たりも悪いためカビが生えやすくなります。
リノベを行ったマンションだからといって安心できません。
見た目しか気にしない方が多いために表面だけキレイに仕上げて、断熱改修を行わない物件も多い(というか殆ど)ので注意が必要です。
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上の写真のリノベマンションはカビの生えた壁でも、クロスの張り替えしか行っていませんでした。
断熱改修を行ったZEH水準のマンションを買えば、結露やカビ問題から解放され、冬の冷えや夏の寝苦しさが軽減し、少ない電気代でお部屋が快適な温度になるので、健康で快適でお財布にも優しい生活ができるようになります。
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