先日、N様のマンション購入のご契約が無事に終了しました。
今回は、ご自宅の売却準備から購入物件のご契約まで、とてもスムーズに進んだお住み替えの事例です。
N様から最初にご相談をいただいたのは、昨年末のことです。
当初はご自宅の売却についてのご相談でしたが、相続税の申告期限が5月末であったため、すぐに売却を進めることはできない状況でした。
というのも、相続税を実質0円にできる小規模宅地の特例を使うために、相続税の申告期限まではご自宅に居住し続ける必要がありました。
そのため、申告前に売却してしまうのではなく、申告が終わるまでは売却活動を控え、その間に測量や私道掘削の承諾書取得など、売却に向けた準備を先に進めておくことにしました。
不動産の売却では、価格や販売活動だけでなく、こうした事前準備がとても大切です。
特に土地や一戸建て売却の場合、境界確認や私道関係の承諾取得に時間がかかることがあります。
売却を始めてから慌てて進めるのではなく、あらかじめ準備しておくことで、いざ売却活動を開始したときにスムーズに進めやすくなります。
また、測量や私道承諾を事前に取得しておくことは、結果的に高く売れることにもつながります。
買主様にとっては、境界や私道関係の不安が少ない物件の方が検討しやすくなりますし、購入後のトラブルリスクも減らせます。
そのため、同じ物件であっても、事前準備ができているかどうかで、買主様の印象や価格交渉のされ方が変わることがあります。
N様は以前から弊社のブログも読んでくださっていたそうです。
地元の不動産会社であること、そしてブログを通じて、私の考え方や仕事の進め方を知っていただいていたことで、安心してお任せいただけたとのことでした。
これは本当にありがたいことです。
ブログは、すぐに反響が出るものではありません。
それでも日々、不動産取引で大切だと思うこと、実際の取引で感じたこと、家探しや売却で注意していただきたいことを発信し続けていると、必要なタイミングで思い出していただけることがあります。
今回のN様からのご相談も、まさにそのようなご縁だったと思います。
N様の場合も、事前準備を進めていたことで、5月下旬に無事に売却契約が終了しました。
売却までの詳しい経緯は、以前のブログ記事「N様の売却ストーリー」でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
その後、売却資金をもとに、お住み替え先の購入物件探しを進めていきました。
今回N様が購入されたのは、駅近で南向き、昭和55年築ながら耐震補強工事が実施済みのマンションです。
築年数だけを見ると古く感じる方もいるかもしれません。
しかし、耐震補強が実施されている点は、とても大きな安心材料です。
不動産を探すときは、どうしても築年数や室内のきれいさに目が行きがちですが、建物の安全性や管理状況、修繕履歴なども大切な確認ポイントになります。
今回のマンションは、駅近という立地の良さに加えて、南向き、耐震補強実施済みという条件がそろっていました。
また、このマンションは、東向きや西向きの住戸は比較的市場に出てくるものの、南向きの住戸は数が少なく、なかなか売りに出ることがありません。
そんな中で、南向き、しかもフルリフォーム実施済みの住戸が売りに出ました。
これはかなり貴重なタイミングでした。
物件をご覧いただいたN様もすぐに気に入られ、お申込み、ご契約という流れになりました。
ただし、今回はお住み替えです。
N様のご自宅売却の決済は8月末予定でしたので、購入物件の引渡しは9月以降にしていただく必要がありました。
売主様は不動産業者様でしたが、通常より引渡し時期が先になるため、条件面の調整が必要でした。
そこで、手付金を多めにお支払いする条件でご相談したところ、売主業者様にも快くご了承いただくことができました。
本当にありがたいご対応でした。
契約後にお話をうかがうと、N様のあとに2番手のお客様もすぐに現れたとのことでした。
特に、駅近、南向き、リフォーム済み、耐震補強済みといった条件がそろったマンションは、検討している方も多くなります。
今回、N様が無事に購入できたのは、物件が出たタイミングですぐにご判断いただけたことが大きかったと思います。
まさにN様の決断力のたまものです。
不動産は、じっくり検討することも大切です。
ただし、条件の良い物件については、じっくり考えている間に他の方で決まってしまうことも少なくありません。
特に中古マンションの場合、同じマンション内でも、階数、向き、室内状況、リフォーム内容によって価値や人気が大きく変わります。
「このマンションならいつかまた出てくるだろう」と思っていても、希望する向きや条件の住戸が次にいつ出るかは分かりません。
今回のように、南向き住戸が少ないマンションで、さらにフルリフォーム済みという条件が重なると、やはり動きは早くなります。
いい物件は、やはりすぐに手を上げないといけません。
今回のお住み替えは、売却も購入もとてもスムーズに進みました。
もちろん、売却も購入もまだ決済が残っていますので、最後まで気を抜かず、しっかり対応してまいります。
今回ここまでスムーズに進めることができたのは、事前準備をしっかり行っていたこと、そして何よりN様がとても協力的に動いてくださったことが大きかったと思います。
必要書類のご準備や各種確認事項にもすぐにご対応いただき、こちらとしても非常に進めやすいお取引でした。
やはり、不動産取引はお客様と不動産会社が同じ方向を向いて進めることが大切です。
さらに言えば、N様の日ごろの行いも良かったのだと思います。
ちょうど良いタイミングで、なかなか出てこない条件の物件が売りに出て、無事に購入まで進むことができました。
こういうご縁のようなものも、不動産取引では本当にあると感じます。
今回のお取引は、売却物件が氷川町、購入物件が仲宿と、どちらも私が日頃から自転車で走り回っている、まさに「ド地元」と言えるエリアでした。
今回あらためて感じたのは、なんだかんだ言って、やっぱり不動産の取引は「ド地元」の不動産会社が安心だということです。
もちろん、大手だから安心、ネット査定だから便利、という面もあると思います。
しかし、実際の不動産取引では、価格だけでは判断できないことがたくさんあります。
道路、私道、境界、近隣関係、管理状況、過去の成約事例、物件ごとの人気の出方、売れるタイミング、購入希望者の動き方などは、地元で日々取引をしていないと分かりにくい部分です。
特にお住み替えの場合は、売却と購入の両方を同時に考える必要があります。
売るタイミング、買うタイミング、決済時期、資金の流れ、引渡し条件の調整など、机上の査定額だけでは判断できないことばかりです。
- ・地元の相場感や物件の動き方を分かっていること
- ・売却物件の特徴や注意点を事前に把握できること
- ・購入希望エリアのマンションごとの特徴や人気の出方を理解していること
- ・何かあったときにすぐ動ける距離にいること
こうした点を考えると、やはり不動産取引は地元の不動産会社に相談する意味が大きいと思います。
不動産のお住み替えは、売却と購入のタイミングを合わせる必要があるため、簡単ではありません。
売却資金を購入に充てる場合は、売却の契約時期、決済時期、購入物件の申込み、契約、引渡し時期など、ひとつひとつ丁寧に調整していく必要があります。
- ・売ってから買うのか
- ・買ってから売るのか
- ・売却資金をどう購入に充てるのか
- ・引渡し時期をどう調整するのか
このあたりの進め方を間違えてしまうと、良い物件を逃してしまったり、資金計画に無理が出てしまったりすることもあります。
だからこそ、お住み替えは早めの準備が大切です。
特に、相続、測量、私道、境界、住宅ローン、売却資金の充当などが関係する場合は、販売開始前から準備しておくことで、その後の流れが大きく変わります。
富士屋不動産では、単に「売る」「買う」だけではなく、売却と購入のタイミング、資金計画、物件の見極め、契約条件の調整まで含めて、お客様ごとに無理のない進め方をご提案しています。
板橋区周辺でお住み替えをご検討中の方、売却資金を使って次の住まいを購入したい方、まだ具体的に動く前だけれど何から準備すればよいか知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
早めにご相談いただくことで、今回のN様のように、売却も購入もスムーズに進められる可能性が高くなります。
N様、このたびは売却に続き、購入のご契約も誠におめでとうございます。
お引渡しまで、引き続きしっかりサポートさせていただきます。



