週に2回は最低更新しようと思っているブログですが、かなり間が開いてしまいました。
さて、今回は横浜・鎌倉エリアで中古一戸建ての性能向上リノベ再販を行っているプレイスコーポレーションさんの現場見学会へ参加してきましたので、その備忘録を兼ねて書きたいと思います。
場所は横浜市栄区にあり、富士山ビューの高台の立地です。
ご紹介物件は、築古の木造一戸建てを新築住宅以上の性能を満たした、超高性能住宅へと再生させる事例になります。
横浜市の省エネ住宅普及促進事業の補助制度を利用しているそうで、施工はラクジュの本橋さんが担当されているからか、見学会には横浜市の関係者や「気密」と「ホウ酸防蟻」のYoutube配信を行っている方々も来場されていました。
こちらの一戸建ては、築40年と断熱性能はもちろんのこと、耐震性も低い木造家屋でしたが、それを断熱等級7(Ua値:0.24W/㎡K)、BELS☆☆☆☆☆、耐震等級3、長期優良住宅認定など耐震・断熱・気密など性能向上リノベーションを行っていて、新築の建売住宅と比べてかなり高性能なものです。
その他、土地の揺れやすさや既存住宅の耐震性能の目安を実測できる「微動探査」も行っていて、その資料も展示されていました。
土地の大まかな揺れやすさは「J-SHISマップの地震増幅率」で調べることはできますが、「微動探査」はピンポイントの場所で土地や建物の揺れやすさを測ることができるものです。
これから家を建てる方、既に新築された方でも、今住んでいる家の耐震性能を実測できます。
微動探査は食パン1斤くらいの大きさの機械を4台、1時間ほど床に置くだけで、振動が発生したり、家を傷づけたりすることもありませんので、今住んでいる家の耐震性能を確認したい、地震が起きた時に倒壊しないか心配という方にお勧めです。
見学会当日時においては気密測定前でしたのでC値は不明ですが、気流止めや気密工事も丁寧に行われていました。

上の写真は、既存の柱と床部分の気密性を上げる為のアイテム、下の写真は床と壁との空気の流れを止める気流止めの工事を行っています。
新規に設置した柱や筋違部分にも専用テープで気密処理を行っています。
壁面は裸のグラスウールに可変型調湿シートを貼り、コンセントボックス、エアコンスリーブや窓廻りにも気密処理を行っています。
窓は高性能住宅ではお馴染みのYKK-AP社のAPW430(トリプルガラスの樹脂サッシ)、WUERTH(ウルト)社の高耐久透湿防水シートにクロス(縦横)胴縁を採用しています。
外壁の仕上げは杉板張り、床はオークの無垢フローリング、壁・天井はオガファーザー貼りで、完成内覧会も行うそうです。
不動産会社の分譲で、それも中古でこの性能を満たした物件もそうそう販売されることはないと思われますので、性能向上リノベーションにご興味ある方がおられましたら、ご一緒に見に行きませんか?
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