3月1日に「関東地方で春一番が吹きました。」と発表され、少しずつですが暖かい日が続き過ごしやすくなりました。
エアコンやガスファンヒーターなど暖房器具の使用が減りますので、家計には助かる季節になりますね。
弊社のブログアクセスを見ると、先日の大寒波襲来時や猛暑日などが続く日には、家の断熱性能や寒さ対策などについてのブログをよく見られていますが、春や秋ごろの過ごしやすい季節になるとアクセス数が激減します。
これは、地震時にも言えることで、都内で地震が起きると家の耐震性能に関するアクセスが急上昇します。
先日発売された「建築知識ビルダーズ」、まだ完読は出来ていませんが、既存住宅の断熱・気密リノベーションはかなりハードルが高い印象です。
できることなら、新築時に耐震×断熱×気密×耐久性を考慮した家を買うことをお勧めしますが、家を買う時は好みのデザインが優先されてしますので、なかなか家の性能について調べる方は少ないんですよね。
洋服の「オシャレは我慢」ではありませんがデザイン優先で、暑さ寒さはエアコンでカバーすればいいじゃん!みないな勢いで家を買ってしまって、光熱費の明細をみて驚愕することがなければいいですけどね。
下の写真は、雪が降った2月10日に店舗をサーモカメラで撮影したものですが、Sp3の屋外にあるバルコニー部分の表面温度は-4.9℃ですが、Sp1の窓部分は5.5℃と室内で暖めた熱が駄々洩れしていることが分かります。
熱が逃げている=外を暖めていると思うと、電気の無駄遣いだなと思いませんか?
通路側からもサーモカメラで撮影したところ、ポリカの内窓を設置した窓からやコンクリート基礎部分からも熱が逃げていることが分かります。
弊社は路面店舗になりますが、おそらく1階のコンクリート基礎のすぐ内側に断熱材を入れずに石膏ボードを貼ってあるので、室内の熱がダイレクトに逃げてしまい、いつまで経っても床が暖まらないものと思います。
折角、暖房で室内を暖めても、窓や断熱材の入っていない箇所から、どんどん熱が逃げてしまいます。
後から断熱性能を上げることは不可能ではありませんが、かなりの費用が掛かることが予想されますので、新築時に構造躯体・断熱材・耐久部材にお金を掛けた家を買ってほしいと思います。
一目ぼれしたオシャレなキッチンを否定するつもりはありませんが、設備は20年もすれば交換の時期になってしまいますので、交換ができない部分にお金を掛けた家の方がランニングコストが少なくなります。
35年もの超長期のローンを組んで、一生懸命働いて稼いだお金を使って、外を暖める家など買いたくありませんよね?
最近の建売住宅の中でも、それなりの性能をもった住宅も販売されるようになりましたので、家の性能に興味が湧いてきたと思ったら、富士屋不動産へご連絡ください。
家の性能は断熱だけではありませんので、ブログには書けない内容についてもお知らせします。
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