新築一戸建てやマンションの購入を検討する際、不動産サイトや不動産会社のサイトを見て、気になる物件があれば問い合わするという方法が一般的です。
スマホやタブレットを買うと時には、家電量販店やキャリアショップで購入する方が多いと思います。
先日、友人との会話の中で、ポケットWi-Fi用のSIMカードを新規で契約するから家電量販店に行くんだよねということを伝えたところ「キャッシュバックしてくれる店舗で購入した方が絶対にお得だよ」と言われて、本当にそんなうまい話があるのか詳しく話しを聞いてみました。
ここでは詳しくは書きませんが、某携帯ショップでは新規でSIMだけ契約すると〇万円のキャッシュバックがあるとのこと、早速、某店舗へ確認したところ、本当に〇万円キャッシュバックしてくれるとのこと、毎月の料金を勘案すると10か月相当分は無料で使えることになります。
また、別の友人からは、板橋区の『エネルギー価格高騰対策設備更新助成金』という制度で、パソコンやタブレット、自転車などの買い替えについての助成金があり、1事業所あたり上限50万円、助成率は4/5受けられると聞き、調べてみると申請期限は2月28日、話しを聞いたのが2月24日、丁度タブレットを買い替えたかったので慌てて買いに行きました。
今回の件、調べもせずにSIMやタブレットを購入していたら、相当な出費になるところで、税金の還付などもそうですが、知識がない、情報を調べないと損をすることを痛感した出来事でした。
これって住まい探しにも該当するなと思う部分があり、仲介不動産会社の担当者や一戸建ての場合であれば、分譲会社の設計・施工担当がポンコツだと、痛い目に合うのは全て買主である”あなた”です。
不動産サイトで建売住宅を検索する時、キッチン、ユニットバスなどの設備についての説明や写真は豊富に掲載されていますが、家の根幹をなす構造、断熱や耐久性に触れているのは僅かしかありません。
触れていても、おそらく99%の分譲会社が採用しているであろう、ごく一般的な仕様を記載していることが多いです。
例えば
ベタ基礎採用で地震に強い。
外壁通気工法&透湿防水シートで、壁内結露を防ぐ。
外周部に構造用合板を貼ってあるから地震に強く、気密性が高い。
高性能アルミ樹脂複合サッシで、断熱性が高く、結露がしにくい。
10年保証で安心、安全。
上記に書いた項目全てにおいて、〇〇だから強い、〇〇だから安心ということはなく、外壁の通気層をどのように取っているのか、透湿防水シートの種類、構造用面材の種類は何を使っているのかも大切なのですが、そこまで触れている会社は非常に少ないですね。
弊社のブログにおいて常々書いていることですが、家選びをする際にはデザインだけではなく、性能についての知識と情報を入手して探してほしいですね。
仲介会社の担当者の多くは家の性能なんて知りませんし、興味がない方が多いので、”あなた”自身が学んで自己防衛するしかありません。
何故、私がいつも性能のことばかり書くかというと・・・
3年前に一戸建てからマンションへと移り住み、部屋のどこにいても暖かいということが、こんなにも快適なんだ!と痛感しました。
一戸建てに住んでいた時は、靴下にトレーナー&パーカーを着て、リビングエアコン+電気カーペットを付けていてもまだ寒いので、ハロゲンヒーターまで付けていましたが、それでも暖かいな~とはなりませんでした。
毎朝身支度する洗面室も同様で、2帖ほどしかないスペースに1200Wのセラミックヒーターをつけて寒さを凌ぐという感じです。
ところが、今住むマンションは、リビングにあるエアコンだけで十分室内が暖まりますので、この時期でもロンT1枚で過ごすことができ、洗面室も2月の一番寒い日でも室温は18℃ほどです。
長年苦しんでいた肩こりも、マンションに入居してからは症状はかなり緩和されました。
部屋で厚着をしなくなったこと、寒さで肩をすくめることが少なくなったことが要因かなと考えます。
マンションへと移り住んだことが「高気密高断熱の家」を学ぶキッカケとなり、この3年間、家の断熱性、気密性や耐久性についての書籍を読み漁り、工務店向けのセミナーにも参加し日々学んでおります。
そこで学んだものを、これから家を買う人に少しでも伝えたいと、来店されるお客様やこのブログをご覧になられている方へ発信しております。
建売住宅を探されている方で「家の性能」に興味がある方はとても少ないように思いますが、それでも私は一人でも多くの方に家の性能に興味を持っていただくよう発信し続けます。
少ない光熱費で暖かい家で暮らせる、そんな家を手に入れてほしいと思います。
「家の性能」に興味が湧いたという方は、ぜひ下記にあるブログも併せてお読みください。
では、また次回のブログでお会いしましょう。