定期購読している『建築知識ビルダーズ』の最新号が手元に届きました。今号は「電気代高騰に負けない!断熱・気密リノベーション」の特集です。
寒い季節になると、弊社のブログも一戸建ての寒さ対策関連が多く読まれておりますが、DIYで自宅の断熱・気密リカバリーをされているユーチューバーも人気のようです。
中でも私が気に入っているのが、主婦の方が自宅の床下を潜って断熱補強をしたり、ポリカーボネートで内窓を設置したりする動画です。
その方は動画で「この家の一番の後悔は”寒さ”です。」と仰られていて、建築前にはハウスメーカーから「今の家は昔と違って、どこも暖かいです。」、「最近の家は気密性も断熱性もいいし暖かいです。安心してください。」と言われていたのに、実際のお住まいは洗面脱衣室が10℃を下回るという環境でお過ごしのようです。
私が以前住んでいた一戸建てもそうでしたが、洗面脱衣室が10℃を下回るって外出時にはコートを着るレベルの寒さです。
確かに昔の家と比べれば、今の家は暖かいのかもしれませんが、10℃の室温で、裸になる、朝の身支度をするって異常だと思いませんか?
NHKのクローズアップ現代『実は危ない!ニッポンの”寒すぎる”住まい』内で慶應義塾大学の伊香賀先生が「多くの人が子供の時から寒い家で生活してきて、家の寒さに疑問を持っていない」と仰られていましたが、多くの方が「家が寒い、暖房入れていない部屋が寒いのは当たり前」だと思っていて、一戸建てでも断熱性能、気密性能を上げれば、リビングにあるエアコン1台で家中を暖かくすることができるということを知らないのだと思います。
少なくとも大手ハウスメーカーの注文住宅であれば、断熱等級4・5レベルが標準になっていると考えますが、建売住宅においては、未だに2025年に義務化される断熱等級4のレベルにも達していない家が多く販売されていて、とても弊社ではご紹介できない物件が7千万円以上で取引されているのを見ると、何とも言えない気分になります。
建築はおろか不動産の知識もない不動産営業スタッフを”プロ”だと思い込んで、そんな”プロ”から「今の家は昔と違って、どこも暖かいです。」、「最近の家は気密性も断熱性もいいし暖かいです。安心してください。」と言われて信用して家を買ったら悲劇です。
上記のユーチューバーのようにDIYで断熱、気密の補強を出来ればいいですが、かなりの重作業で相当な根気も必要です。
築20年もの家であれば寒いのも仕方がないのでしょうが、新築で家が寒い!とならないように、家を探す段階から性能を気にしてほしいと思います。
『建築知識ビルダーズ』読んで、これから家を買う方、既に買ってしまって寒い想いをされている方に還元できるよう学びます。
建売住宅の内覧時に見ておきたいポイントと注意点
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