2021年 7月23日投稿
【リクシル住まいスタジオ】で断熱性の異なる3つの家を体感①
新宿にあるリクシル住まいスタジオで、健康で快適な暮らしをするために必要な室内温度を体験してきました。 建売住宅・注文住宅を今から建てようと検討されている方は必見です。ぜひ、最後までお読みください。
第一弾は断熱性の異なる3つの家を体感したレポートです。
こちらには昭和55年基準の『むかしの家』、平成28年基準の『今の家』、HEAT20 G2の『これからの家』とそれぞれ断熱性能の異なる部屋があり、実際の室内温度の違いを体感できます。
3つの部屋ともに、外気温0℃、エアコン設定温度20℃で空調された暖房室、隣接する非暖房室とトイレという部屋構成になっております。
先ずは昭和55年基準の『むかしの家』から案内されました。
『昔の家』はUa値1.43W/㎡K、天井、壁、床の断熱材がグラスウールが50ミリほどしか入っておらず、窓もアルミサッシ、単板ガラスでしたので、特に窓付近に近づくと足元が強烈に冷えているのが分かりました。
また、非暖房室やトイレは、とにかく寒い!壁も窓も冷たい!です。
尚、各部位のU値を見ると、壁、床下については、昭和55年基準より高断熱な平成4年基準相当の仕様と思われ、現在販売中の断熱等級4未満の建売住宅とは、窓性能を除くと大きくは変わらないレベルです。
続いて平成28年基準の『今の家』へと続きます。現在、販売されている断熱等性能等級4の基準です。
『今の家』はUa値0.85W/㎡K、壁に85ミリの高性能グラスウールやアルミ樹脂のペアガラスサッシが入っておりましたので、昭和55年基準に比べると窓付近や床からの冷気は少なく感じますが、それでも少し寒いなという印象でした。
非暖房室、トイレは昭和55年基準とさほど差がなど印象でした。
Ua値0.85W/㎡Kは断熱等級4ギリギリ(0.87W/㎡K)の数値になり、仕様基準を採用した断熱等級4仕様と比べると、その性能は大きく変わると考えます。
最後にHEAT20 G2の『これからの家』に入ります。
『これからの家』はHEAT20 G2基準で、Ua値は0.45W/㎡K、スーパーウォール工法仕様で、断熱材は硬質ウレタンフォーム100ミリ、窓性能はアルミ樹脂のペアガラスで中空層にアルゴンガスの入った高性能モデルです。
こちらは、窓際、非暖房室やトイレに入っても寒さを感じない暖かい室内でした。
3つの家それぞれのサーモグラフィを見てみると
『これからの家』は窓、天井や床付近ともに均一に暖かいのが分かります。逆にアルミ単板ガラスサッシを使用している『昔の家』の窓付近と床の表面温度が、かなり低いのが分かりますね。 『今の家』も天井や床付近が青くなっており、底冷えするのが分かります。また、天井も青味掛かっているのは、夏の時期になると天井から猛烈な熱が入るということになりますね。
写真では分かりずらいのですが、『今の家』では『昔の家』には採用されていない24時間換気が導入されていますので、外気を取り入れる吸気口付近がかなり青くなっています。
熱交換型換気システムを使用した『これからの家』では、換気による熱の損失が少なくなります。
続いて、各室の温度差比較です。
『昔の家』では暖房室19℃、非暖房室8℃でその差は11℃、『今の家』では暖房室21℃、非暖房室12℃で差は12℃、『これからの家』では暖房室23℃、非暖房室18℃でそのさは5℃になります。 断熱性能を上げると、暖房を入れていないお部屋の温度も上がり、家全体が暖かくなるのが分かりますね。また、部屋ごとの温度差はヒートショックなど健康にも悪影響を及ぼします。
※『これからの家』は熱交換型換気システムを採用しています。
外側からもガラスの温度を体感できます。
3つの部屋の窓のサーモグラフィを見ると
『昔の家』の窓表面はかなり赤くなっていて、室内で暖められた熱が窓から逃げているのが分かります。 いかに窓の性能が大切かお分かり頂けると思います。
3つの家の年間光熱費を比べておりました。
『昔の家』は、250,000円/年~300,000円(月額20,800円から25,000円) 『今の家』は、252,320円/年(月額21,026円)
『これからの家』は、181,200円/年(月額15,100円)
WHOは「住まいと健康に関するガイドライン」で、寒さによる健康影響から居住者を守るための室内温度として18°以上を強く勧告しております。
断熱性能を上げた家は、冬暖かく、夏涼しくて経済的で健康的であることが分かりますね!
第一弾は以上になります。
第二弾は夏場の強い日射を遮る商品や窓の性能別の違いの体験記をレポートします。
高断熱高気密の家を建てたい、断熱性能の高い建売住宅にご興味のあるお客様、お気軽に富士屋不動産へご相談下さい。
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