2021年 7月25日投稿
熱中症による救急搬送、住居での発生割合は43%
夏真っ盛り☀コロナ禍で、今年の夏も外出せずに自宅でお過ごしの方も多いと思います。
消防庁の発表によると、令和2年の熱中症による救急搬送者数約6万4千人のうち、発生場所が住居の割合は43%の2万8千人とのことです。
日中に熱を貯め込んだ窓、カーテンや家具などから、気温の下がる夕方、夜間に熱を放出されるため、夜間になっても室内温度が下がらないことが起こります。
特に熱を貯め込みやすいコンクリート造であるマンションは、夜間から朝まで室内温度が下がりづらいので注意が必要です。
冷房中、室内に窓から熱が入る割合は73%ですので、窓からの熱をいかに遮るかが大切です。

掃き出し窓の熱画像を撮影してみました。赤が強いほど高温で青が強いほど低温になりますが、窓周辺が赤くなっており外気の熱がお部屋に入っていることが分かります。

暑い夏、少しでも室内環境を快適にするため、我が家が行っている窓対策をお伝えします。
室内側につけるカーテン、ブラインドは日射熱を約40%しか遮りません。約80%の日射熱を遮る室外に付けるすだれや遮光シートが有効です。

我が家のバルコニーは南西向きですので、この時期は午後14時過ぎから窓や室内に直射日光が当たります。遮光シートを設置した窓と設置していない窓の表面温度を測ってみます。
※エアコンONで室内温度26℃、窓はアルミサッシLow-Eペアガラス。
先ずは外部のガラスの温度は42.4℃でした。

次に遮光シートのない室内側ガラスの表面温度は30.3℃でした。

続いて外部に遮光シートを設置した室内側ガラスの温度は28.5℃でした。

外部の表面温度は42.4℃、室内側表面温度が28.5℃とその差が約13.9℃ですので、Low-Eペアガラスと遮光シートの効果があるということですね。
我が家はアルミサッシですので、アルミ部分のサッシ枠はより高温になっているでしょう。
※計測を忘れてしまいました。
最後にサッシ枠に設置できる商品もありますのでご紹介します。こちらの商品は、日射熱を83%カットしてくれます。


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