我が家の最寄り駅は都営三田線『本蓮沼』駅、事務所は『板橋区役所』駅と『板橋本町』駅の中間ですので、大雪でなければ通勤は自転車で通っています。
行きも帰りも毎日ルートを少し変えて、販売物件の工事状況や更地になった土地がないかなと探索しながら通勤していますので、通勤途中に注文住宅の工事現場なども見る機会があります。
もはや建売住宅でも当たり前になった、外周部に構造用面材を貼っていないローコスト注文住宅があったり、ガデリウス社の木製玄関ドア×付加断熱×外壁にすのこのようにすき間を開けて板張りしたファサードラタンの注文住宅など、同じ注文住宅でもピンキリあることが良く分かります。
後段で紹介した注文住宅、気になってネットで調べてみたところ、「日本エコハウス大賞」も受賞されているお家でした。
そんな毎日の通勤ですが、今日はとても気になる工事現場がありましたのでご紹介させていただきます。
こちらの写真、敷地の外から撮影しているのと雨が降っていることが分かるものを選んでいるので少しピンボケしていますが、窓が付いていないのに断熱材が施工されていて、雨が掛からないように養生も行われていませんでした。
繊維系の断熱材は、一度濡れてしまうとなかなか乾きませんので、このまま工事を進めてしまうと断熱性能の低下、カビのリスク、木材の腐朽などいいことがありません。
サッシが現場に搬入されていなかったので、出来るところから工事を進めているように思いますが、この家に入居される方は、数年後にカビに悩まされたり、家自体の寿命が短くなる可能性があります。
おそらく完成引渡し日が決まっているので、突貫でも工事を進めなければならないのでしょうが、さすがにこれはダメですね。
この家は建売住宅ではないのですが、注文住宅でも建売住宅でも、工事中の様子を見ておくことが重要だと改めて認識した現場でした。
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雨の日の見学は少し億劫かもしれませんが、見ておく価値はあると思います。
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