2023年10月23日投稿
幹太くんとは
幹太くんとはリンナイ社のガス衣類乾燥機のことです。
電気式のドラム型洗濯乾燥機の仕上がりや乾き方に不満がある、花粉症で洗濯物は部屋干し派という方に評判なのです。
最近では、建売住宅でも標準設置される物件も出てきました。
特に、周辺が3階建てばかりで陽当たりが望めない立地や、洗濯場所は1階なのにバルコニーが3階にしか設置できないような間取りなどにはピッタリな設備です。
上の写真にある幹太くんはスタンダードの8kgタイプで、糸くずフィルターがドラム内にあります。
その他、糸くずフィルターがドラムの下側に設置されている「デラックスタイプ」6kgと9kgの2種類が販売されています。
80℃の温風で乾燥させることによって、ダニを死滅させることや生乾き臭の原因である「モラクセラ菌」を抑えてくれるので、天日干しでは除去できない臭いも取り除くことができます。
また、ふんわり柔らかく仕上がり、生乾き臭がなく、6kgの洗濯物であれば約1時間と家事時間を大幅に節約できるというメリットがあります。
気になるランニングコストは、6kgで1回あたり83円(リンナイ調べ)とお手頃な費用でお家がランドリーになります。
乾燥時に発生する熱や湿気を外部に排出するため、室内が暑くならないのもメリットの一つです。
幹太くんの最大のデメリットは、衣類が縮みやすくなります。
また、洗濯から乾燥まで一気通貫で行えるドラム式洗濯乾燥機と比べて、洗濯物を乾燥機に移さなければならない分、手間が増えてしまいます。
排熱、排湿用の配管が必要になり、マンションにおいてはほぼ設置することが出来ません。
幹太くんの騒音レベル
運転前レベルは40dB弱。
運転時の騒音レベルを測定した結果、60dB~70dBとまあまあうるさいです。
また、お隣さんとの距離が近い場合、外部フードから漏れる運転音によりクレームがくることもあるので、静音タイプのフードを付けた方がいいかもしれません。
今までの建売住宅のマストアイテムといったら「食洗機」、「浴室乾燥機」、「床暖房」でしたが、これからの建売のマストアイテムは「フロントオープン型の食洗機」、「幹太くん」になるかもしれませんね。
特に電気式の浴室乾燥機は、”乾かない×電気代が高い”で使う方って多くはいないと思うんですよね。
使わない浴室乾燥機を標準仕様から外して、幹太くんを標準仕様にした方が売れると思うんですけど、どうでしょうか?
今日のところはこの辺で。
では、また次回のブログでお会いしましょう。