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『ぜんぶ絵でわかる⑦エコハウス』の著者である岐阜県立森林文化アカデミーの辻充孝先生の出版記念ウェビナーを受講しました。
著書の付録にある「環境サポートデザインツール」の”結露計算”を使って、RC造(マンション)の結露計算を行うと、どんな断熱材を使用してもコンクリートと断熱材の間で結露する結果がでました。そのため、実際のところどうなんだという疑問があったんですよね。
築15年くらいのマンションの場合
外周部には断熱材が入っていると考えられますが、北向きの部屋で結露してカビが生えている物件をよく見かけます。
辻先生への質問と回答
事前アンケートでこの疑問を質問したところ、辻先生からは「マンションのようなRCの場合、定常計算では判断がしにくい」という回答をいただきました。
さらに驚くことに、非定常計算でのシミュレーションを行っていただき、その結果、上記表にある断熱材であれば結露しないことが分かりました。
一視聴者の為に非定常計算まで行っていただいたので、感謝のメールをお送りしたのですが、辻先生からご返信があり、控えた方がいい断熱材についてもアドバイスをいただきました。
もう本当に感謝しかありませんね。セミナーを開催された「エクスナレッジ」社さんにも感謝です!
住宅設計者にはぜひこの本を読んでほしいと思います。特に建売住宅の設計者には、窓の熱収支、換気や除湿方法などを考慮して設計することの重要性を理解してもらいたいです。一人でも多くの設計者にこの本を読んでいただき、1棟でも多くの”高性能な建売住宅”を建ててほしいと願っています。
一緒に勉強しようと思う方いましたら、ぜひご連絡ください。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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