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最近の建売住宅やマンションの間取図を見ると、どれも対面式キッチンが一般的になりました。一昔前の対面式キッチンといえば吊り戸棚のあるセミオープン型が主流でしたが、最近では吊り戸棚がないオープン型やアイランドキッチン、ペニンシュラ型キッチンが多く採用されています。
新築建売住宅の購入者層は主に子育て世帯が多いことから、人気の対面式キッチンにしようと分譲会社もいろいろ間取りを考えています。
でも、下の間取りのような対面式キッチンはどうでしょう?
どうですか?この対面式キッチン。気になるトコありません?
そう、この間取りは動線が悪いんです!!
いくら対面式キッチンが人気とはいえ、この間取りはいただけない。
都市部の狭小住宅では、建物の間口が3.6mしかない物件も多く、苦肉の策で上記のような間取りになってしまうのも仕方のないことかもしれません。でも、さすがにこのタイプは動線も悪く、階段前のスペースも通路としてしか利用できないのでお勧めできませんね。
この間取りであれば、壁付けキッチンでいいと思うのですがどうですかね?
キッチンは壁付けにして、作業台カウンターなどを置いた方が使い勝手はよくなると思います。
ダイニングテーブルも丸テーブルにして、食事中は通路の一部をダイニングスペースとして使用、食後は椅子をしまってしまえば階段前の通路も狭くならずに空間を有効利用できると思うんですよね。
対面式キッチンは人気ですが、間取りによってはそのメリットが活かせないこともあります。特に動線や空間効率が重要な狭小住宅を購入する際は、見た目のトレンドに流されるのではなく、実際の使いやすさや生活動線も意識して見学されることをおススメします。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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