2024年 7月25日投稿
2025年 1月25日更新
マンションは「上階のバルコニーが広くて庇になるため、部屋に日が差さない」といった不動産会社のブログを見かけました。確かに、上の階のバルコニーが庇のような役割を果たして下の階への直射日光を遮ることはありますが、それは季節によるのです。不動産のプロであれば、購入者を惑わすような誤解を招く表現を避け、正確な情報を提供してほしいところです。
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季節による太陽高度(東京の場合)
〇夏至(6月21日頃)の正午の太陽高度:約78度
〇冬至(12月22日頃)の正午の太陽高度:約31度
上のイラストのように、バルコニーの奥行が広いマンションでは、夏はバルコニーが日射を遮り、冬は角度が低くなるため部屋の奥まで日が差し込みます。
冬に陽当たりのいいマンション
こちらのお部屋は上の階にバルコニーがありますが、お部屋の奥まで日が差し込んでいることが分かりますよね。
マンションのバルコニーは長い庇のような効果がある
マンションのバルコニーは、昔の日本家屋の長い庇のような効果があるんです。
1⃣冬は日差しが室内に入り、室温を上げてくれる。
2⃣夏の強い日差しを遮り、室温を抑える。
3⃣長い庇は雨を防ぎ、窓や壁を直接濡らさないようにする。
4⃣長い庇は窓を開けても雨が入りにくく、風通しを確保しやすい。
下の写真は、10月24日の陽当たりシミュレーションになりますが、7時過ぎから16時前まで窓に直射日光が入ることが分かります。冬至(太陽高度が1年で一番低い日)になると、さらに太陽の高度が下がり、10月24日以降は一日中陽が差し込みようになります。

また、シミュレーションを行った9月14日はまだ太陽高度が高いため、窓に直射日光が当たらず、室内が暑くなりにくくなりますので、当然エアコンの効きもよくなります。

バルコニーが広くて庇になるから、部屋に日が入らないのは季節によるということがお分かりいただけたでしょうか。
バルコニーがない部屋は要注意
タワーマンションに多いのですが、バルコニーがなく大きなガラス窓から望む眺望が特徴の住戸があります。このような住戸の場合、直射日光が室内に差し込み、夏場は室温の上昇や眩しさが問題となることがあります。特に西日が当たる部屋は要注意ですね。
バルコニーがない窓は、外部にすだれなど日射を遮蔽するものもつけられませんので、二重窓を設置する、遮光カーテンをつなるなど室内側で対策を行うしかありません。
物件見学時のポイント
季節による太陽の高さを考慮し、物件ごとに陽当たりシミュレーションを行うことが重要です。「マンションだから」、「南向きだから」といって必ずしも日当たりが良いとは限りません。見学の際には、特に冬至と夏至の時期における日当たりの確認をおすすめします。
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最後に
マンションのバルコニーが広くて庇のように機能することで、季節ごとの日当たりが変わることを理解いただけたでしょうか。
物件の陽当たりを正確に把握するためには、季節ごとに実際に訪れて確認するのが理想ですが、現実的には難しいでしょう。そのため、季節ごとの太陽の動きをシミュレートできるアプリを活用することがオススメです。
富士屋不動産では、物件見学時に陽当たりシミュレーションサービスを行っており、日当たりの良し悪しを購入前に確認することができます。
このサービス、かなり好評ですので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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