断熱材の施工方法で家の寒さ暑さが変わる!!
2021年8月23日投稿
2024年11年21日更新
板橋区・北区・豊島区で新築一戸建てを検討中の方に向け、袋入りグラスウールやビルトインガレージ、勾配天井の断熱施工方法について詳しく解説します。板橋区・北区・豊島区で物件をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
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断熱材の施工状態により性能が変わる
断熱材は、施工方法次第でその性能が大きく変わります。表にあるように良い施工状態を100とすると、施工不良の場合、断熱性能が2割から5割ほど落ちてしまうこともあるのです。
そのため、施工途中を確認することが重要ですので、気になる建売住宅があれば完成前でも見学しておくことをお勧めします。
グラスウール断熱材の注意点
グラスウール断熱材は施工が不十分だと、コンセントプレートや天井付近から冷気や熱気が侵入し、エアコンを稼働させても部屋が快適にならない場合があります。
▲丁寧に施工されたグラスウール
ビルトインガレージの注意点
ビルトインガレージも注意が必要で、断熱材の施工方法によって2階リビングの快適性が変わるかもしれません。
▲2階床の真下に断熱材が入っていて、その下に通気層があります。
車庫天井部分に見える白くて四角のものが断熱材で、1階外壁の通気層から空気が入り込んでも、その上に断熱材が施工されているため2階の床が冷えずらくなります。
ビルトインガレージ上にあるリビングは激寒!?
続いて、実質断熱効果が望めない施工方法です。
下の写真は、2階の床の直下に断熱材が入らず、2階床→通気層→断熱材になっていて、外壁下の通気層から2階の床下にはどんどん冷気が入り込みます。従って2階の床が冷えてしまい、エアコンを付けても床の表面温度が上がらず底冷えしてしまいます。
▲2階床の下に通気層がくるので、実質断熱が効きません。
これだとほぼ断熱効果がなく、リビングの床はかなり冷たくなると思われます。いまだにこの施工方法を行っている大工さんいるんですよね。監督も注意しないのか、現場に来ないから気付かないのかもしれません。
この工法でも違反建築ではありませんので、分譲会社、施工会社の断熱性についての知識により、入居後の快適性は変わりそうです。
勾配天井には気を付けて
最近はやりの勾配天井ですが、こちらも施工方法を間違えると10年もしないうちに、屋根の下地板が結露で腐ることもあるので注意が必要です。
▲築1年の一戸建て住宅に発生した結露(日経ホームビルダーから引用)
勾配天井の場合は断熱材を屋根に設置しますので、屋根と断熱材との間に通気層を設けた方が良いのですが、多くの建売住宅では通気層を設けていないと思われます。殆どの場合、ただでさえ施工が難しい袋入りのグラスウールを詰め込むだけではないでしょうか。
上記物件も勾配天井のある一戸建てですが、専用パーツを使用し通気層を設けております。勾配天井や吹き抜けのある家は開放感がありますが、施工をしっかり行っている工務店でないと、入居後に思わぬトラブルを招きかねません。
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購入前に施工方法を確認した方が良いですね。富士屋不動産へお住まい探しを依頼していただければ、当然このような建売住宅はオススメしませんのでご安心ください。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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