2021年11月27日投稿
2022年 4月 2日更新
目次
DIYで断熱二重窓とハニカムシェードを設置した効果を検証【冬バージョン】
最高気温が15℃を下回り、かなり寒さを感じる季節になりましたね。
夕方は冷え込み、今シーズン初めて暖房を入れたので、今年の9月に設置した断熱二重窓とハニカムシェードの効果を測定したいと思います。
内窓を入れた9月は残暑厳しく、真夏日を記録した日に設置したのですが、当日の測定では既存窓と内窓の表面温度の差は約5.6℃とかなり効果がありました。
断熱二重窓の効果
私のデスク前には、縦1.5m×横1.7mの大きな窓があり、夏暑く、冬寒いという厳しい環境なのですが、9月に内窓を設置した以降はかなり快適になりましたよ。
今回の測定は、最近導入したサーモグラフィカメラを使用してお伝えします。
写真右側の窓は内窓あり、左側は内窓を開けた状態、外気温5℃、室温21.2℃、エアコン設定温度は20℃での測定です。
既存窓ガラスと内窓パネルの表面温度の差は約5.8℃と夏同様、かなり効果があることが分かります。
ハニカムシェードの効果
続いて事務所入口に設置したハニカムシェードのサーモ画像です。左側にあるハニカムシェードを下した窓の表面温度は16.9℃、右側の窓ガラス表面温度は12.8℃と、その差は約4℃ですので、こちらも効果があることが分かります。
※2020年12月にエアコン取替、2021年9月に内窓設置、2022年2月に内窓の中に断熱材を付加
エアコンで暖房を入れ始めた12月から検証してみると
2020年12月:290.3kWh
2021年12月:257.0kWh
エアコンの取替と内窓の設置により33.3kWh省エネになりました。(1kWhあたり27円とすると約900円)
続いて内窓を設置した効果を検証してみると
2020年1月:326.5kWh
2021年1月:282.7kWh
2022年1月:281.2kWh
エアコン取替による効果(2020年と2021年の差が43.8kWh)はありましたが、内窓の効果はないようにみえますね。
気象庁のデータベースにある、日平均気温、日最高気温の平均、日最低気温の平均でみても大きな差はなさそうですが、最高気温が10℃に満たない日と最低気温が氷点下になる日数の違いによることが大きいものだと考えます。
外窓と内窓の間に断熱材を追加した2月をみると、25.5kWhの差がありました。
2022年2月は2021年と比較し、1日の平均気温(3℃も違う)、日最高気温の平均、日最低気温の平均も低いのに、消費電力量が下がったことは、窓の断熱強化を行った効果だと考えられますね。
弊店の広さは5坪程度、内窓の設置も1か所だけで、毎月の電気代が7~800円下がったことを考えると、一般住宅で内窓を設置しない手はないですね。
折角なので、一番冷える足元も断熱補強しようと、床にスタイロフォーム、その上に電気カーペットを敷いてフローリングを置き、デスク立ち上がり面に袋入りグラスウールを2重に入れてみました。
本来直接足元に置くべき電気カーペットで、その上にフローリングを置いたので暖まるか不安でしたが、測定すると24℃、27℃まで上がることもあるので、これも快適です♪
床がポカポカしているの良いですよね~
常々お伝えしておりますが、暖房で室温だけ上げても、床や壁が冷えていると体感温度は上がりません。
建売住宅の購入を検討する時は、壁や床などに入っている断熱材を気にしてみてください。
併せて読んでほしいブログ
では、また次回のブログでお会いしましょう。