2021年12月14日投稿
冬本番、一段と寒さが厳しくなり、乾燥も気になる季節ですので、暖房と併せて加湿器を入れている方も多いのではないでしょうか。
今日は、加湿器入れたときの適切な湿度は〇%が良いのか、また、インフルエンザ対策に必要な湿度についても書いてますので、ぜひ最後までお読みください。
湿度は2種類ある
湿度は「相対湿度」と「絶対湿度」の2種類あり、湿度管理は絶対湿度の方が重要です。
一般的な温湿度計で表示されている湿度とは相対湿度と呼ばれ、%(パーセント)で表します。
相対湿度とは、空気の中に含まれる水蒸気の割合で、例えば室温30℃で湿度50%と10℃で湿度50%の場合では、空気中の水蒸気の量が異なります。
絶対湿度とは
絶対湿度は容積絶対湿度と重量絶対湿度の2種類があります。
容積絶対湿度は、1立方メートルの空気に含まれる水蒸気の重さでg/㎥と表記します。
重量絶対湿度は、1kgの空気に含まれる水蒸気の重さでkg/kgと表記します。
ここでは容積絶対湿度を中心に説明します。
例えば室温30℃・相対湿度50%の時の絶対湿度は15.16g/㎥になり、室温10℃・相対湿度50%の時の絶対湿度は4.7g/㎥ですので、相対湿度は50%で同じでも空気中に含まれている水蒸気量が異なります。
したがって、相対湿度が高くても温度が低いと絶対湿度が低いため、乾燥を感じることがあります。
インフルエンザウィルス対策としては、相対湿度より絶対湿度をチェックした方が良いと言われます。
インフルエンザウイルスの6時間後の生存率は
絶対湿度17g/㎥では 生存なし
絶対湿度11g/㎥では 5%が生存する
絶対湿度 7g/㎥では 20%が生存する
絶対湿度 3g/㎥では 50%が生存するそうです。
ウェザーニュースから提供されているインフルエンザウィルス対策に必要な絶対湿度早見表をご紹介します。
絶対湿度7g/㎥以上となると、室温18℃の時は相対湿度50%以上、室温20℃の時は相対湿度45%以上、室温22℃の時は相対湿度40%以上は必要になります。
ただし、相対湿度が60%以上になるとカビの発生や結露もしやすくなるので注意が必要です。
絶対湿度が表示される温湿度計がオススメ
上で紹介した早見表を毎回チェックするのが面倒だと思う方にオススメの温湿度計を紹介します。
この温湿度計は、絶対湿度だけではなく熱中症指数も表示されるので、私は常に持ち歩いていて、事務所や自宅で温湿度をチェックしてます。
今の外気温は6℃、店内の室温は21.7℃、相対湿度は42%、絶対湿度は8.1g/㎥でした。
amazonで2千数百円で販売してましたので、一家に一台あっても良いと思いますよ。
富士屋不動産にてご契約いただいたお客様には、プレゼントさせて頂きます。