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家探しの新常識:ライフサイクルコストで選ぶ理想の住まい

新築住宅購入時のポイント

2022年 1月9日投稿

新築一戸建て、マンションなど、終の棲家となる家を探している方々は多いでしょう。ローンの返済額や諸費用を気にするのは当然ですが、購入後にかかるコスト、特に住宅の性能差による耐久性や光熱費の違いを知らないという方が多いのではないでしょうか?

今回は、建売住宅購入後のライフサイクルコストについて詳しく説明します。

ライフサイクルコスト


まず、ライフサイクルコストについて考えてみましょう。海面から出ている部分は最初にかかるコストであり、物件購入金額と諸費用に該当します。多くの方はこの部分はしっかり気にされていますが、住み始めてからかかる「ランニングコスト」も考慮しないと、思わぬ出費で苦労するかもしれません。

耐震性能の高い家は地震保険料が割引されます

過去のコラムでも紹介しましたが、耐震性能の高い家は地震保険料が割引されます。具体的には耐震等級2の場合は30%引き、耐震等級3であれば半額になります。

例えば、建物価格が1800万円の場合の地震保険料は年間24,750円(東京海上日動火災HPより算出)ですが、耐震等級3であればその半額の12,375円になります。

高断熱住宅と低断熱住宅の光熱費比較

気象庁データベースを使用して、暖房をつける冬期間(11月~4月)の電気代を計算してみました。


練馬観測所の2013年~2020年の月別の平均気温を調べてみると、1月:4.8℃、2月:5.8℃、3月10℃、4月14.4℃、11月:12.4℃、12月:7.1℃で、これを平均すると9.0℃になります。

気象庁データベース 練馬観測所


6か月間の平均気温9℃、建物外皮面積(壁、窓、屋根、床など外気に接する場所の面積)300㎡、エアコン設定23℃で1日8時間稼働した時の暖房費を断熱性能別に計算してみます。


❶高断熱住宅であるZEH基準のUa値は0.60W/㎡K

❷建売では高断熱といってよい断熱等級4でUa値は0.87 W/㎡K

❸最近販売されていた断熱等級4未満の家でUa値1.04 W/㎡K




電気代が27円(kWh)の時の6か月間の暖房費は

❶3628kWh×27円(kWh)=97,956円(月額平均16,326円)

❷5261 kWh×27円(kWh)=142,047円(月額平均23,674円)

❸6289 kWh×27円(kWh)=169,803円(月額平均28,300円)

になりました。


❶のZEH基準で建てた家と❷の断熱等級4で建てた家との差額は44,091円(月額平均7,348円)、❸の一般住宅との差額は71,847円(月額平均11,974円)になります。

❷の断熱等級4で建てた家と❸の一般住宅との差額は27,756円(月額平均4,626円)と、こちらも大きな節約になりそうです。


尚、この性能の家では全館空調のような建物全体を暖めることは少なく、各部屋で間欠運転を行うと思われますので、おおよその目安としてお考え下さい。


メンテナンス時期と費用

こちらも詳細は過去のコラムと併せてご覧頂きたいのですが、建物のメンテナンスは一般的に10年~15年に一度必要になります。お子様が小学校に入る前に家を買いたいという方が多くいらっしゃいますが、小学校に上がる前に家を買った場合、お子様の進学時期と重なります。


お子様が小学校へ上がるタイミングで家を買った場合、建物のメンテナンスが必要な時期とお子様の高校入学若しくは大学進学と重なりますので、教育資金以外にメンテナンス費用を計画的に貯蓄する必要があります。


メンテナンス費用は築10年~15年の間に約240万円、35年間で約480万円ほどになります。教育資金にしかお金が廻らないからメンテナンスを先延ばしすると、建物の劣化が早まります。


まとめ

家買うとき、外観や内装がオシャレ、設備もハイグレード、リビングに吹き抜けがあって開放感がある!などなど目に見えるポイントに目が向いてしまいがちですが、建物の性能もとても重要だと分かって頂けましたでしょうか。


住宅は家電製品や車などと違ってスペックが統一されていない為、どうしても見た目で判断しがちになりますが、買おうとしている家の性能に目を向けてみませんか?高級感のある設備が入った家と、命を守る耐震性と健康寿命を延ばす断熱性能の高い家、どちらの資産価値が高いと思いますか?


また、不動産会社の営業スタッフは建築のプロではありませんし、もっといえば宅地建物取引士の免許すらない不動産のプロでもないかもしれません。営業スタッフは不動産、建築の知識はない方が、成績が良かったりします。

高性能な建売住宅ってかなり少ないのが現状ですので、高性能な家を知ってしまうと販売できる家が少なくなってしまうからです

購入者:この家、地震が来ても大丈夫ですか?
営業スタッフ:国の耐震基準を守っている家だから大丈夫ですよ~
今日も日本のどこかでやり取りされているであろう購入者と営業スタッフとの会話です。

弊社のコラムの読者様であれば、大丈夫ですよ~と一言で片づけてしまう営業スタッフからは家を買わないですよね。

安全、安心で快適な家を買うなら、購入者自身が家の性能を理解したうえで、どこの不動産会社へ家探しを依頼するかが重要です。

弊社のコラムで購入前に見ておきたいポイントと注意点を纏めています。

それでも不安でしたら弊社へご相談下さい。

きっとあなたのお役に立てると思います。


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