2022年 1月13日投稿
令和3年のウッドショックから始まり、コロナの影響や燃料費高騰などの影響により建築費の上昇が見込まれます。
既に大手建材メーカーであるリクシルさんでは、窓、キッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレなど14種類の建材、設備機器を値上げ、旭ファイバーグラスさんでもグラスウール製の断熱材を20%値上げすると発表しています。
他建材メーカーも追随して値上げを発表することでしょう。
また、土地価格もこの数年上昇しており、新築建売住宅も10年前から1,000万円以上販売価格が上がっているように思います。
板橋区内においては、最低敷地面積の条例化に伴い狭小住宅の供給が出来なくなったこともあり、3千万円台はおろか5千万円台の物件すら少なくなりました。
土地相場に関しては今後下がることもあると思われますが、建材などについては一度上がったものが下がることの可能性は非常に低いと考えます。
予算に限りがあるケースもあると思いますので、中古住宅を買う、リノベーション済みの中古住宅を買うことも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
不動産会社のホームページなどではリフォームとリノベーションを同じものとして取扱いを行っているケースもありますが、ここでは老朽化した部分を修復する、新築時と同程度の性能で改修工事を行うことをリフォームといい、新築時以上の性能、機能や価値を加えて改修工事を行うことをリノベーションとします。
例えば、外壁、屋根の塗装、キッチンやバスルームを交換したなどの改修工事はリフォーム、築年数が経過していても耐震性能や断熱性能を上げて性能を上げた改修工事がリノベーションになります。
リフォームだけだと見た目はキレイでも快適ではないかも
令和4年1月13日現在、SUUMOで板橋区内の中古一戸建てを検索すると185件ヒット、「リノベーション」項目を追加して再検索すると2件がヒットしました。
この2件の詳細をみると外壁、屋根のリフォーム、水廻りなど設備の交換、壁や床のリフォーム完了予定、若しくは内装リフォーム完了済と記載されていますが、新築時以上の性能のあるリノベーションの詳細については記載されていません。
※記載されていないだけで、性能を上げたリノベーションを実施される可能性はあります。
共に1986年(昭和60年)頃の新築の場合、かなり性能の悪い断熱材しか入っていない可能性があり、また築35年以上が経過している為、断熱材が機能していない可能性も高く、見た目はキレイにリフォームされていても全然快適じゃない可能性があります。
断熱性能の低い家は、小さい子供にとって過酷な環境になる
このコラムで再三お伝えしていることですが、断熱性能にも目を向けないと、数千万円のローンを組んだマイホームが快適じゃないどころか、ヒートショックやアレルギーを発症する可能性があるなんて考えたことありますか?
断熱性能の低い家は、大人より在宅時間が長く、床付近の冷たい空気を吸う子供の方が過酷な環境にいるんですよ。
「帰って寝るだけだから家の性能なんて気にしない」で本当にいいんですか?
新築建売住宅より性能の高い中古住宅
一方、SUUMOに掲載されている神奈川県鎌倉市にある昭和53年築(築44年)の一戸建ての詳細をみると、耐震と断熱改修を行っており、新築時の性能を上回るリノベーションを行っています。
私も昨年末に現地を拝見させて頂き、事業者からお話しを伺う機会がありましたが、現在販売されている近隣の建売住宅よりも性能がよく、価格も高く設定されているそうです。
築年数は経っているけれど、販売中の建売より性能がよく、敷地面積が広いため庭もあり、陽当たりが良い家でした。
新築建売住宅より性能がいい中古住宅なんてウソみたいな話ですが、実際にこのような家ってあるんですよ。
鎌倉の中古住宅、興味のある方はお問合せ下さい。
家を買うなら絶対に新築!という方でなければ、断熱性能を上げた物件を買う、若しくは自分でリノベーションを行うという方法も良いかもしれません。
耐震性能、断熱性能を上げるリノベーション、断熱性能に興味を持って頂けた方は富士屋不動産へお気軽にご相談下さい。
建売住宅の内覧時に見ておきたいポイントと注意点
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