2021年 5月22日投稿
「地震に強い」とは、どのようなイメージをお持ちになりますか?地震で倒れない、傾かない、構造でいうと鉄筋コンクリート造などは地震に強い感じがしますかね?
板橋区役所の南館などは免振装置を設置し、大規模な地震が起きても防災拠点として機能するような構造になっているんですよ。
ここでは、木造一戸建てにおいて地震に強い家というのを説明させて頂きます。
木造で「地震に強い家」を建てるには、①地盤の固い立地に建てる②建物の形をシンプルに整える③耐力壁などを多く入れ構造部分を強化するなどでしょうか。
地盤の固い立地に建てる
地震に強い家を建てるには、「地盤の強固な立地に建てる」が一番目のポイントです。とはいえ、木造3階建てを建築するとなると地盤補強、改良工事などが必要になるケースが多いかと思います。
板橋区で行われた地盤調査の結果の一部をご覧頂けるWEBサイトがあります。
東京都建設局 東京の地盤(GIS版)
ジオテック株式会社が提供する地盤情報提供システム
GEODAS(ジオダス)
建物の形をシンプルにする
2番目は、建物(間取り)の形をできる限りシンプルに整えるです。
高さ制限の厳しいエリアや狭小地などで3階建てを建築する場合は、難しいケースが殆どかもしれませんが、出来るだけ1階から3階まで同じ形(総3階建て)にして、形状をシンプルにした方が構造も複雑にならず耐震性を上げやすくなります。
また、形状をシンプルにすると雨漏りリスクも少なくなり、より安全な建物にすることが出来ますよ。
耐力壁などを多く入れ構造部分を強化する⇒耐震等級3で建てる
3番目は「耐震等級3」で建てるです。地震力に効く耐力壁を多く入れ、構造部分を強化することにより揺れにくくなります。
平成28年4月に発生した熊本地震は震度7が2回発生した過去に例を見ない大地震でしたが、耐震等級3の住宅は大きな損傷が見られず、大部分が無被害でしたので、そのまま住み続けることができています。
建築基準法では、大規模地震に対して倒壊しないことは求めていても、損傷しないことは求めていません。建築基準法が求める耐震基準(耐震等級1)は一度目の大規模地震では倒壊しなくても、「そのまま住み続けることができる」性能ではないということです。
また、2度目の大地震では倒壊してしまう可能性もありますが、耐震等級3の家を建てれば、大地震が来ても被害が少なくすることが出来ます。
注文住宅でお建てになる予定の方、建売住宅の購入を検討の方、ぜひ耐震等級3をご検討下さい。
板橋区・北区・豊島区で耐震等級3の建売住宅をお探しなら、ぜひ富士屋不動産へお任せください。
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