7月19日、20日に開催されたリフォーム産業フェア、いくつか気になるブースがあったのでご紹介させて頂きます。
シロアリに喰われた断熱材~日本ボレイト
過去のブログでも書いた「基礎外断熱」において、シロアリに喰われた断熱材が日本ボレイトさんのブースで展示されていました。建売住宅ではあまり「基礎外断熱」は見かけませんが稀に見かけるので、施工がしっかりされているのか気を付けて見ておきたいポイントです。
アメリカカンザイシロアリの被害が集中している中野区某エリアの状況を日本ボレイトのスタッフさんに伺ったところ、築2年で被害にあった家もあるそうです。
えっ2年でシロアリの被害なんてあるの?と思われる方も多いかもしれませんが、屋根からも侵入してくるアメリカカンザイシロアリに対して一般的な防蟻処理は無意味なものになります。
特に被害が集中しているエリアに関しては、20年前から被害が続いているので、このエリアの不動産を買うにはかなり注意が必要です。
上階の歩行音対策材”サイレントドロップ”~フクビ化学工業
今回、一番見たかったブースがフクビ化学工業の「サイレントドロップ」の展示です。
マンションに住んでいる方の音に関するストレスは何といっても、上の階から聞こえる歩行音や子どもが飛び跳ねたりしたときの衝撃音などが多いのではないでしょうか。
この「ドスン」「ガタン」といった音を”重量床衝撃音”といい、食器やおもちゃなど軽いものを落とした時やイスなどを引きずったときの音を”軽量床衝撃音”といいます。
”軽量床衝撃音”はカーペットやクッションを敷くことで音を低減することができますが、”重量床衝撃音”はコンクリートスラブの厚さに関係することもあって、既存のマンションにはその対策が難しいんです。
今回紹介する”サイレントドロップ”はその重量床衝撃音を自室の天井で対策ができるというものです。
今回のフェアでその効果を体感することができるのかと思ったのですが、残念ながら商品が展示されているだけでした。
実際に昭和47年築のマンションにおいて、この商品を使った事例がありますので、詳細はフクビ化学工業社のサイトをご覧ください。
最後にミーレ社の食洗機を簡単にご紹介します。
言わずと知れた”ミーレ”の食器洗い機、予洗い不要という触れ込みです。 左がワイド45㎝、右が60㎝のものですが、45㎝のものでも容量的には十分な感じですね。
予洗いなしで使用して排水管の詰まりなどないのか担当スタッフに伺ったところ、固形物を取り除いてセットすれば殆ど溶けてしまうということでした。
75℃の高温と弱アルカリ性の洗剤で溶けてしまうんですかね?
来週「ミーレ リアル体験会」にも参加する予定ですので、そこでも聞いてみようと思います。
今日はこの辺で。
では、また。