先日、2棟の新築一戸建てを内見してきました。その中で特に気になったのが、2棟目の階段で感じたちょっとした「違和感」を覚えました。違和感の正体を探るために、それぞれの階段の「蹴上(けあげ)」を測ってみることにしました。
リンク付きアコーディオンリスト
タグ一覧
蹴上とは?
「蹴上」とは、階段1段分の高さのことです。蹴上は、階段の上りやすさや安全性に直結するため、とても重要なポイントで、建築基準法では23センチ以下と規定されています。
2棟での蹴上の違い
1棟目と2棟目の蹴上を測ってみました。
1棟目の蹴上:20.6センチ、2棟目の蹴上:22.2センチとその差はわずか1.6センチ。「たかが1.6センチ」と思われるかもしれませんが、実際に上り下りしてみると、この1.6センチの差は意外と大きいことに気づきます。
なぜ蹴上の違いが重要なのか?
過去のブログでも「階段の3段回りや4段回りの設計」について触れたことがありますが、蹴上の高さもまた、住みやすさや安全性に大きく関わります。特に小さなお子様がいるご家庭では注意してほしいポイントです。
▼併せて読んでほしい記事▼
階段の設計にも注目を
住宅を選ぶ際、間取りや設備に注目する方が多いですが、階段の寸法は、長く住む家で快適に暮らすための大切なポイントの一つです。
内見時にはぜひ階段の蹴上を測ってみたり、実際に何度か上り下りしてみたりして、住まいの細かな部分にも目を配ってみてください。たった1.6センチの違いが、日々の生活にどれほど影響するかを実感するかもしれません。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
タグ一覧
ご質問やご相談などお気軽にご連絡ください。お名前とメールアドレスだけでお問い合わせできます。