私のブログは元々マニアックなことを扱うことが多いのですが、最近はさらにマニアックな記事が増えてきました。でも、板橋区で建売住宅買うなら、全て知ってほしい情報ばかりですので、ぜひ最後まで読んでください。
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一戸建ての屋根の形には様々な種類がありますが、一般的な形をいくつか紹介します。
1⃣切妻(きりづま)屋根
切妻屋根は両側が斜めになった三角形の屋根です。同じ切妻屋根でも、破風(はふ)と呼ばれる板がある家(破風あり、イラスト左側の二重線になった屋根部分)とない家(破風無し、イラスト右側)があります。この点については今回お伝えしたいメイン部分ですので、後段で説明したいと思います。
2⃣寄棟(よせむね)屋根、片流れ屋根
寄棟屋根(イラスト左側)は全ての面が斜めになった形です。片流れ屋根(イラスト右側)は一方向にのみ傾斜しています。
3⃣陸屋根・フラットルーフ
全てがほぼ平らな屋根で、ルーフバルコニーとして利用されることが多いです。
小屋裏換気、外壁通気構法で家の耐久性が上がる
ほとんどの建売住宅ではフラット35の規定に合わせて、小屋裏換気ができるよう外壁通気層や軒先に専用部材を設けて通気を行っています。 また、外壁がサイディングの場合は外壁通気構法を採用しているため、壁の通気層や軒先に設けた専用部材から小屋裏へとつながり、壁内部から出た湿気が通気層を通って屋根頂部から排出されます。これにより結露や木材の腐朽を防ぎ、建物の耐久性を向上させます。
小屋裏換気は、法律で義務付けられているわけではありませんが、フラット35の融資条件となっています。また、小屋裏の結露を防止することにもつながるため、現在ではスタンダードな仕様となっています。
※切妻屋根 左は正面から見たもの、右は側面から見たもの
上で説明した破風のない屋根(切妻屋根、片流れ屋根)の場合、雨漏り対策を優先して妻側(一般的には正面側)の通気が取れていないことが多いんです。したがって、壁と屋根の接合部に専用部材が入っているかを確認することが重要ですが、これまで破風なし切妻屋根で専用部材が入った建売は見たことがありません。
フラットルーフの場合も同様に、バルコニー笠木部分に専用部材を設けないと通気が取れません。 いまだによくみるのが、サイディング材を裏返してバルコニー手摺りの頂部に取り付けている施工です。この方法は通気層も塞いでしまうし、サイディングの裏面は防水処理されていないため雨漏りのリスクも高くなります。
通気が機能していない家は、壁内や小屋裏の結露リスクが高まり、家の耐久性が落ちてしまう可能性があります。耐久性の低い家を買ってしまうと、住宅ローンは残っているのに、大きな修繕費用が掛かることも想定されます。
毎度お伝えしていることですが、見た目だけではなく、家の性能にも目を向けてほしいです。
板橋区で建売住宅の購入を検討している方は、先ずは富士屋不動産へご相談ください。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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