家づくりは本当に奥が深いなと思ったので、今日はその話題を。
最近は、手軽に断熱、気密がとれる現場発泡ウレタン断熱の建売も見かけることが多くなりました。
現場発泡ウレタン断熱は30倍、100倍、120倍タイプがあります。
▼この記事▼
今回は現場発泡ウレタン断熱が使われていて、勾配天井になった家の注意点を書きたいと思います。
勾配天井における「通気層」の重要性
勾配天井の場合、最上階は屋根断熱になりますが、その際に通気層が取れているかが重要ですよと過去のブログに書きました。
▼この記事▼
【断熱施工前】垂木間に専用の通気スペーサーをつかった状態
上の写真は発泡ウレタンを施工する前のものですが、垂木間に専用の通気スペーサーをつかって、その上から発泡ウレタン(写真の現場は30倍タイプ)を150ミリ吹き付けます。
【施工後】すき間なくキレイに施工されています
これまでは屋根の下地材(野地板)と断熱材との間に通気層が取れているから安心と思っていましたが、それだけだと片手落ちということを知りました。。
どこがキケンかというと、屋根の垂木と断熱材との境界で結露リスクが高いということです。
衝撃のシミュレーション結果
森林文化アカデミーの辻先生のアプリを使ってシミュレーションしてみました。
30倍発泡ウレタン(判定○)
室内の温湿度 22℃・50%、外気 5℃・70%設定
30倍発砲の場合、結露判定は「〇」で結露しません。
100倍発泡ウレタン(判定×)
同じ構成でも100倍タイプを使うと
結露判定が「×」になります。
ウレタン断熱材と垂木の境界で結露する可能性があります
外気温5℃・相対湿度70%は1月の寒い日中でも普通にあるもので、室温22℃・相対湿度50%も暖房を入れてちょうどいい温湿度だと思います。決して厳しい環境じゃないにもかかわらず結露してしまうという、私にとってはかなり衝撃的な結果になりました。
容易さに潜むリスク
トイレの換気扇が逆流するブログでも書きましたが、容易に断熱・気密がとれるからと現場発泡ウレタンの断熱施工している物件は要注意だということが分かりました。
▼この記事▼
新築一戸建てや土地から注文住宅を検討している方に向けて注意喚起しようと思います。
「高断熱・高気密」という言葉の響きだけで安心せず、その素材が本当に家づくりにとって最適なのか、確かな施工が行われているかを必ず確認してほしいと思います。
見えない部分の品質こそが、大切な家の資産価値と家族の健康を守ります。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
では、また次回のブログでお会いしましょう。




