4.板橋区で選ぶなら断熱性能が高い家!そのメリット
それでは、断熱等級の高い家を買うとどんなメリットがあるのでしょう。
1.光熱費が安くなる。
皆さんも最近の電気代、ガス代が高騰していることはご存じだと思いますが、断熱性能の高い家は、冬であれば暖房で温めた空気が外へ逃げにくくなり、夏は外の暑い空気が室内に入りにくくなるので、省エネで光熱費が安くなります。
断熱性能別に光熱費のシミュレーションがありますので、後段で説明します。
2.家全体が快適になる。
お部屋ごとの温度差が少なく、家のどこにいても快適に過ごせます。断熱性能の低い家の場合はリビングで暖房を付けていても、暖房のないお部屋、特に廊下、洗面脱衣室やトイレはとても寒く、不快でヒートショックの要因の一つにもなりえます。
低断熱の家は、冷気が床付近へと下がって行き床が冷たく、呼吸する空気も冷たいので、小さいお子様にとっては過酷な環境になってしまいます。
下にあるサーモ写真は東京大学 前准教授が撮影された断熱等級4の家になりますが、窓や床付近が冷たく、暖房付近だけは暖かくなっていますが、少し離れたキッチンの床が温まっていないことが分かりますね。
下のサーモ写真は断熱等級6の家になりますが、断熱性能の高い家であれば暖房で温めた熱が外へ逃げにくくなり、さらに気密性を高めれば床付近も温まりますので、家のどこにいても快適で穏やかに暮らすことができます。
3.結露やカビを防ぐ。
窓の結露や湿気が抑えられ、健康的な住環境を維持してくれます。
断熱性能でこんなに違う!光熱費シミュレーション
青森県むつ市の「菊池組」社さんが、断熱性能別の年間暖房負荷、冷房必須期間の冷房負荷を計算してくれていますので、その数値をもって電気代を計算してみました。
前提条件などの詳細は菊池さんが上げられたブログをご参照ください。
断熱等級別年間負荷と電気代
断熱等級別の年間負荷と電気代
|
年間暖房負荷 |
冷房必須期間の 冷房負荷 |
年間電気代 (35円/kWh) |
断熱等級4 |
57.5kWh/㎡ |
25.0kWh/㎡ |
346,500円 |
断熱等級5より少し高断熱 |
34.3kWh/㎡ |
22.9kWh/㎡ |
240,240円 |
断熱等級6 |
21.1kWh/㎡ |
21.7kWh/㎡ |
179,760円 |
※建物面積120㎡、エアコン効率は考慮していません。
断熱等級4と断熱等級5より少し高断熱であるHEAT20 G1との年間電気代の差は106,260円となり、約350万円を35年ローン・金利0.4%で返済した際の年間返済額と同額になります。
上記でも書きましたが、断熱性能を上げることにより電気代という経済メリット以外にも、暖房を付けていないお部屋の温度も下がりにくくなり快適性が上がるという恩恵も受けることができます。
建売住宅では難しいですが、注文住宅の場合で標準仕様が断熱等級4で等級5にグレードアップする費用が350万円未満であるならば、オプション費用を払って等級5以上にした方が快適性も上がり経済的にもメリットが生まれると思いませんか。
また、同じ室温でも窓や室内の壁の表面温度が低いと、体感温度が上がりませんので、グレードアップするなら高性能な窓を選びましょう。
最後に:板橋区で“安全で快適な暮らし”を選ぶには
キッチンやユニットバスを高級仕様にしたところで、設備は10年も経てば汚れや傷がつき、20年で交換の時期になってしまいますが、構造躯体や断熱性能は基本的に壊れませんので、壊れないところにお金を掛けた方がお得だと思いませんか。
ご実家が持家であれば、現在のキッチンやバスルームの状況を再度確認してみてください。新築時にはピカピカだったものが、経年劣化で傷みも出ていると思います。
また、検討している家の階段廻りも気を付けて頂きたいポイントですので、35年後の自分若しくはご両親(35年後の自分)が住むことをイメージしてください。
35年もの長期ローンを組むのはお客様ご自身ですので、営業スタッフのセールストークに惑わされることなくご判断してもらえると嬉しいです。
では、また次回のブログでお会いしましょう。