昨日から始まったGW(ゴールデンウィーク)、有休を使って10連休という方も多いのでしょうか。
弊社はGWも通常通り営業を行っておりますが、5月4日(水)は定休日となります。
さて、GW(ゴールデンウィーク)中ですので?、GW(グラスウール)のお話しをさせて頂きます。
過去のコラム【建売住宅の購入時に見ておきたいポイントと注意点⑥断熱材について】でもご紹介しました、建売住宅でもっとも多く採用されているグラスウール断熱材について、掘り下げて説明したいと思います。
上記コラムでグラスウール断熱材は、高性能で密度の高いものや厚さが重要とお伝えしましたが、ホームセンターでも販売されている密度10K、厚み10㎝のグラスウールと高性能(ガラス繊維がより細かい)で密度の高い24K、厚み8㎝のグラスウールを比べてみました。
先ずは、市販の10K10㎝、熱伝導率0.05W/mKのグラスウール①
熱抵抗値は厚み÷熱伝導率ですので、0.1m÷0.05W/mKで2.0㎡K/Wになります。
次に高性能24K8㎝、熱伝導率0.036W/mKのグラスウール②
熱抵抗値は0.08m÷0.036W/mKで2.2㎡K/Wになります。
熱抵抗値は高い方が性能が良いということですので、厚みは薄くても②の方が性能が高いことがわかります。
続いて、断面を比べてみました。
左側の密度10Kと右側の密度24Kとでは、繊維の密度が違うことが分かると思います。
また、ケースの高さは6.5㎝になり、①の方は厚みが10㎝あるのにも係わらず、すっぽり入っていますが、厚み8㎝の②の方はフタが浮いていることが分かります。
②の方は密度が高いため、潰れにくいということですね。
実際に指で押して弾力の違いを動画で撮影しました。
密度24Kの方は指で押しても元の厚さに戻りますが、10Kの方は凹んだままになりましたね。
建売住宅でも多く使われている10Kのグラスウール断熱材、壁内に設置する時に押し込んで入れてしまうと、元の厚みには戻りません。
丁寧な施工をしなければいけませんが、物件により大きく違います。
この施工だと、本来の断熱性能を発揮することはできません。
続いては、柱や間柱が見えなくなるよう入れ込んだ丁寧な施工を紹介します。
建物が完成してしまうと見えなくなってしまう断熱材ですが、その施工方法により、ご入居後の快適さや健康面にも影響があります。
押し込んだ施工の物件を買ってしまうと、入居後にすき間から入る冷気で室温が上がらず(夏は下がらず)、電気代も余計に掛かってしまいますよ。
また、寒い室内はヒートショックなどの健康リスクも大きくなります。
木造住宅が夏暑くて、冬寒いのは、断熱材そのものの性能が低いことと、断熱材の施工方法が雑だからということが理由です。
建売住宅を購入する際には、ぜひ施工途中の断熱施工などを確認することをお勧めします。
性能の高い建売住宅を買いたいという方は、ぜひ富士屋不動産へご相談ください。
建売住宅の内覧時に見ておきたいポイントと注意点
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