資料によると、戸建分譲住宅に関する情報収集方法において、「インターネットで」が最も多く53%、「不動産業者で」が36.8%、「現地を通りがかった」が22.8%と、コロナ禍の影響もあってかインターネットでの物件収集が圧倒的に多く、また近年大幅に増えているようです。
「現地を通りがかった」も22.8%と現地販売会やオープンハウスなどで物件を知り、購入された方も以外に多いことが分かります。
住宅選択の理由
注文住宅においては「高気密・高断熱だから」が最も多く65.3%、安全性が高いからも51%と広さやデザインだけではなく、住宅の性能も重視している方が半数以上いるということが分かります。
近年は大手ハウスメーカーやスーパー工務店なども耐震等級3や高気密高断熱に力をいれているため、展示場や見学会などで住宅性能の重要性を認識される方が多いのかもしれませんね。
また、YOUTUBEなどで高気密高断熱についての動画が多く公開されていて、今から家を建てようと思われている方がYOUTUBEを見て、耐震性能や断熱性能など住宅性能の重要性に気付いた方が多いのも要因の一つでしょうか。
続いて、建売住宅を選んだ方の理由は、「間取り・部屋数が適当だから」が73.6%と最も多く、上位4番目まで広さやデザインが気に入ったからという理由が占めていて、安全性や断熱性能などの性能面はあまり重視していないことが分かります。
売上を上げたい他社の営業スタッフの方へ
このアンケートの通り、お客様が希望する「間取り、広さ」を満たした物件を多く紹介すれば、成約率が上がりますよ~
建売住宅を買う人は住宅性能のことを気にしていないの?そもそも住宅性能のことを知らないの?
上記のアンケートでは、「高気密高断熱だから」を選択した方は、注文住宅では65.3%、建売住宅では20.9%で、「安全性が高いから」を選択した方は、注文住宅では51%、建売住宅では27.3%と大きな差があります。
なぜ、注文住宅と建売住宅とで、性能面を重視する割合に差があるのか?注文住宅の方は予算が潤沢にあるから、性能面にも目を向けることができるのでしょうか?
それとも性能の高い建売住宅が欲しいエリアに存在しないからなのでしょうか?
注文住宅は「家を建てる」、建売住宅は「家を買う」といいますが、お客様の意識がそもそも違うのでしょうか?
注文住宅の営業スタッフは少なくとも自社の住宅性能は理解していますが、建売住宅を売る営業スタッフは不動産会社ですので、住宅性能の重要性を理解していない、知らない人が多いため、住宅購入を検討しているお客様に対して性能の重要性を理解させることができないことも理由の一つかもしれません。
とはいえ、アンケート結果の通り、お客様自身が性能なんてどれも一緒でしょと思われている方が多いのでしょうね。
弊社へお問い合わせされたお客様の中にも、「耐震等級3」の性能でも震度9、10とかの地震が来たら全部倒れるでしょとか、「断熱性能」が低くて電気代が余計に掛かっても気にしないという方がいました。
現実的に上記のようなお客様も多いため、分譲会社も価格を上げてまで高性能な家を建てる必要がなく、法改正でもない限りは最低限の性能しかない家しか建てません。
今回のアンケートは購入時だけのものになりますが、購入後数年経過した方に購入後の不満点や高性能な家を知っていれば検討していたかなどのアンケートも取ってほしいですね。
高性能な家を買うといいことありますよ
高性能な家は、経済的にもお得です。
Ⅰ.耐震性能の高い家を買うと、地震保険料が割引になります。
Ⅱ.省令準耐火、準耐火建築物の家を買うと、火災保険料が割引になります。
Ⅲ.断熱性能の高い家を買うと、電気代・ガス代が安くなります。
高性能な家は、健康的に暮らすことができます。
Ⅰ.浴室や脱衣室でのヒートショックを予防します。
Ⅱ.アレルギーや喘息などの症状も改善します。
Ⅲ.高血圧や糖尿病などの症状が緩和します。
Ⅳ.室温が一定になりますので、行動が活発になります。
Ⅴ.床が冷たくなりにくくなります。
予算が少ないから建売という方が多いのかもしれませんが、予算が少ない方こそ高性能な家を買わないと過分なランニングコストで家計が苦しくなりますよ。
より細かく知りたいというかたは、弊社オリジナル本をお読みください。
富士屋不動産では板橋区・北区・豊島区を中心に不動産情報を豊富に取り扱っております。
板橋区・北区・豊島区で一戸建て、マンションをお探しなら、ぜひご相談下さい。
株式会社富士屋不動産
電話:03-5248-6228
お気軽にどうぞ