先日お知らせしました、NHKクローズアップ現代【実は危ない!ニッポンの“寒すぎる”住まい】はご視聴いただけましたでしょうか?
まだ視聴されていないという方は、NHK+で1月24日19時57分まで配信されていますので、ぜひご視聴いただければと思います。
番組内で、「多くの人が子供の時から寒い家で生活してきて、家の寒さに疑問を持っていない」と慶應義塾大学の伊香賀先生が仰られていましたが、正に私自身も3年前までは、「一戸建てが寒いのは当たり前」と思っておりました。
また、床暖房が設置されたリビングと扉1枚隔てた廊下との温度差が10℃もある家、エアコンをつけても床付近が暖まらない家など、東京大学の前先生がサーモ写真を使って、その原因について紹介されています。
室内間の温度差、特にリビングと洗面脱衣室・浴室との温度差があると、ヒートショックの原因にもなりますので、今すぐにでも対策をされることをお勧めします。
放送でもありましたが、ヒートショックは高齢者だけではなく40代の方でも起こり得ますので、他人事ではなく自分事として考えてほしいです。
家の寒さ対策として最も有効なのは、「窓」の断熱性を上げることですので、家が寒いと思われている方は、内窓の設置を検討してみてはいかがでしょうか。
私の友人にも視聴を勧めていたところ、数人が内窓の設置を検討してみようと思ったと言っておりましたので、内窓の設置を検討するなら、国からの補助金が受けられる「住宅省エネ2023キャンペーン」の利用がオススメですよ。
同キャンペーンの一つである「先進的窓リノベ事業」は、内窓設置など窓のリフォーム工事で、1戸あたり最大200万円の補助を受けることができます。
※イラスト:先進的窓リノベ事業事務局 タップするとリンク先へとびます。
建築から1年経過した住宅、または過去に人が居住した住宅も対象になりますので、数年前に購入した一戸建てがペアガラスでもアルミサッシという方であれば、内窓の設置で窓からの冷気を抑えることができますよ。
現在、建築中の新築住宅においても、ペアガラス+アルミサッシの組み合わせで販売されている家がありますので、これから建売住宅の購入を検討されているお客様であれば、最低限でのペアガラス+アルミ樹脂複合サッシの物件をお勧めします。
アルミ樹脂複合サッシの詳細については、下記をご参照ください。
これから家を買う人は
昨年(令和4年)3月まで住まいの省エネ性能の指標である「断熱等性能等級」は4が最高等級でしたが、昨年4月に等級5、10月には等級6、7が新設され、これまで20年近くも最高等級であった等級4は令和7年には義務化されるレベルになります。
等級5・6・7が新設されたことを知らない、令和7年に義務化されることを知らない不動産会社は、未だに等級4が最高等級と勘違いしている場合もあり、等級4の住宅を「断熱性能が高い」と謳っている可能性もありますので、お客様自身が知識をつける必要があるように思います。
また、等級4の仕様であっても、気密工事、気流止めなどの施工がいい加減だと、断熱材が机上の通りの性能を発揮しません。
いい加減な断熱施工は建売に限らず、超大手ハウスメーカーでも行われていることがありますので、これから家を買う方は、工事中の施工状況を確認されることが重要だと考えます。
※超大手ハウスメーカーで建築中のお施主さんが、SNSで断熱材の施行写真をUPされていましたがヒドイものでした。
断熱材の施工方法について書いてますので、併せてお読みください。
板橋区・北区・豊島区の建売住宅をお探しなら、弊社へご相談くだされば、工事中の物件のチェックポイントをお伝えします。
その他のエリアの方は、下記オリジナル冊子をお読みください。
建売住宅の内覧時に見ておきたいポイントと注意点
富士屋不動産では板橋区・北区・豊島区を中心に不動産情報を豊富に取り扱っております。
板橋区・北区・豊島区で一戸建て、マンションをお探しなら、ぜひご相談下さい。
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