弊社が加盟している全宅連(全国宅地建物取引業協会連合会)より定期的にメルマガが届きますが、その中で『住宅における良好な温熱環境実現推進フォーラム』会議の内容報告について紹介がされていました。
内容報告には、会長からの挨拶が書かれていて一部抜粋して紹介すると、「省エネ住宅の一般的なイメージは『夏涼しく冬暖かく、快適である』『エネルギー消費が少なく経済的で、環境にも貢献できる』だと思うが、これに加えて実証結果に基づき『健康に大きく貢献する』ということを広く国民に認識いただくことが我々の大きな使命と考える。」とありました。
住宅における良好な温熱環境実現推進フォーラムでは、「健康に暮らすためのあたたか住まいガイド」を発行しており、住まいの温度が低いと、①血圧が高くなる傾向がある、②入浴中の事故のリスクが高くなる傾向があると書かれており、また、WHO(世界保健機関)は室内温度として18℃以上を保つことを強く勧告しているという紹介もされています。
私も東京大学の前准教授の著書などを拝読し、「住宅の温熱環境」と「健康」には深い関係があるということを知り、これから家を買う、建てる方にも少しでも伝わればという思いで、こちらのコラムやオリジナル本でもお伝えしております。
安全・安心(耐震性・耐久性)・エコで健康的な暮らし(省エネ性・気密性)ができる住まい探しのお手伝いをしておりますので、少しでも興味が湧いたという方がおられましたら、富士屋不動産までお気軽にご相談ください。
現状においては、エコで健康的な暮らし(省エネ性・気密性)が出来る建売住宅を探すというのが難しいのですが、極稀に高断熱高気密の物件も販売されていることがあります。
今年(令和4年)の4月に断熱等性能等級5が新設されましたが、早くも飯田グループさんの一部の建売住宅で等級5の物件が販売されています。
断熱等級5が高断熱かという議論はありますが、現状において建売住宅で等級5を超える物件はほぼないと考えますので、それ以上の性能を求める場合は注文住宅一択になると考えます。
断熱性能以外に気密性も重要なのですが、今のところ気密性についての規定がありませんので、気密性を上げるなら引き渡し後にDIYでやるしかなさそうです。
なお、発泡ウレタン系の断熱材を使用しているから高気密と謳っているケースがありますが、発砲ウレタンを使用している物件にも気を付けなければならないポイントもあります。
詳しくはオリジナル本をご参照ください。
一般的な建売住宅の気密性は高いとは言えず、キッチン換気扇を付けると様々なところからすき間風が入ってくるのが分かります。
すき間風がどこにあるのか動画にまとめてみました。
※ほぼ初めてYouTube用に動画を作ったため、字幕が見にくいです。
暖房をつけても床が温まらないのは、気密性が低いため暖かい空気は天井付近から抜けてしまい、冷たい外の空気が床付近から入ってくるからです。
※その他、性能の悪いサッシの場合、コールドドラフトという現象もあります。
このあたりもオリジナル本で紹介しております。
夏は点検口などから熱気が室内に入るため、特に最上階は室温が上がりやすくなります。
逆に気密性の高いマンションでレンジの換気扇を付けると、玄関ドアが重くて開かないという経験されたことありませんか?
一戸建てでも気密性が高いと同様のことが起こりやすくなります。
エコで健康的に暮らすためには、実測することも大切かもしれません。
最近、スイッチボットとワットチェッカーを購入して、我が家と事務所で実験しておりますので、このあたりは追ってご紹介しようと思います。
建売住宅の内覧時に見ておきたいポイントと注意点
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